古民家というスタイル。

 自分が家を建てる時、何を考えていただろう。なまじっかいろいろなハウスメーカーの仕事をしていたものだから、いつものことながら頭がデカくなり、今思うと正確な判断ができてたのだろうかと考えてしまう。家を選ぶ時に判断の基準が難しかった。「デザイン」・「間取り」・「構造」・「素材」・「コスト」などなど、よくハウスメーカーのチラシやパンフレットの判断基準をそのまま置き換えて、マジックにでもかかったように、とても狭い視野の中で判断を下してしまったように思う。しかし、永遠に検討するわけにはいかず、どこかで必ず「妥協」がある。「妥協」とするとあまりいい響きではないが、結局、高価な買い物だからといって、慎重に事を進めていても、建築会社の営業マンにコントロールされていたように思う。と言うか、建築会社の営業マンを信頼できたから、あの時、よりベストな判断が出来たと思った。
 今、住んでいる家は120%満足しているし、どこか欠陥が発生したわけでもない。しかし、昨日、仕事で「古民家スタイル」という家のスタイルの歴史や現実を聞かせていただき、ちょっと、自分なりに家に対する考え方が変わった。家を選ぶ基準で忘れていた判断基準に気がついた。それは「生き方」だった。