ノギスについて。

 ノギスとは工具のひとつで検索すると「ノギス(独:Nonius、英vernier calipers、slide calipers)とは、長さを精密に測定する道具である。」とある。中学生の頃、技術の時間ではじめてこの工具の事を知った。スギノを反対から読むこのノギスになんとなく親密感を感じた。道具というのは使ってなんぼだから、他の大工道具も使用目的があり、木切れで何でも作っていた子どもの頃はかなづちやのこぎりはしょっちゅう使っていたが、このノギスは家にも無かったし学校にも無かったように記憶している。ただ技術の教科書に写真入りでこの工具の説明が載っているのを見た時、どんな場合にこの工具は使用するのだろうと興味を持った。しかし、デザインの仕事とノギスの接点はなく、現在に至る。
 以前に機械系のお仕事をしておられるお客さまのところで「デジタルノギス」を発見。アナログのノギスは0.01mmまで計測できるのですが、いったいこのデジタルノギスとういのはどの程度の正確さがあるのだろうと考えながら眺めていた。精密に計測する作業は平面デザインやWebデザインの現場ではパソコンが勝手に計測してくれるから寸法は画面に表示される数字でしかない。しかし、ノギスは手にとった様々な素材の部品を計測できる。デジタルコンテツにもこんな考察ができないかと考えている。大切なのは画面の数字ではなく感触としての数字こそ人の五感に訴えると考えるからである。だから、このブログのタイトルにしたのです。文章で表現できる人なりの感触こそが情報の本質だと思うから。