銅版画の魅力01

 大阪のギャラリーのオーナー様から兵庫県の銅版画の工房のお話をお聞きした。そちらでは年会費をお支払いしたら自由に銅版画の設備を使用し作品づくりができるとのこと。ずっと、仕事でデジタル表現を追及してきたのですが、ここ最近(2~3年)、画材のオンラインショップを開設してから従来のアナログな画材を使用した作品を創りたいという気持ちが大きくなりました。以前はデザインの仕事もアナログでしたから、それがデジタルに移行した段階で選択の余地もなく、逆にデジタル表現を身につけなければ仕事にならない現実があったのでその方面で右往左往してきた。とてもデジタル表現を突き詰めたというレベルではないのですが、そこそこなデジタルギアは仕事に活用できていると思っているのですが、こればかりはゴールが見えないので、この歳(43歳)になると少しあきてきたりもする。仕事なので完全に放棄することもできないですし、デジタルはデジタルで魅力を感じているので、可能な限りこれまでと同じ体温で追求するつもりなのですが、一方でアナログの作品を創りたくなったのも実感としてあります。それも、情報紙S.O.S.を通じていろいろな、ほんとにいろいろなアーティスト・クリエイターの方たちと交流・情報交換をしていると、アナログの魅力に振れる度に自分でも・・・という気持ちになりました。とりあえず、銅版画は大学の時に2年間みっちりがっつりと取組んだ手法なので、昔の感を思い出しながら、あれから20年が経過して、自分自身がどんな作品を創るのだろうかという期待も膨らんでいます。あの繊細な線画の表現に取り付かれて、朝から晩まで硝酸とシンナーの匂いが充満する実習室でカリカリ描画していた時を思い出し、何か銅版画の作品を創りたいと思っています。また、新作が完成したらこのブログの中でも紹介させて頂きますし、兵庫の工房さんのご案内もさせていただきたいと考えております。