ロジックにラジカルに。

 デザインという仕事の深みと高みについて、いつものことながら、いろいろな仕事に直面する時に思考の散歩に出てしまうのです。ちまたではこれを「ひとりブレスト」と呼ばれているらしいのですが。その場合にほんとに様々なモノサシがありましてどれで計測すればいいのか迷います。この仕事に長く携わりたくさんのモノサシを自分なりに持っているつもりでも、どんどんと変化するビジネスの環境やトレンドの潮流のおかげでふと気がつけば邁進しているつもりが猛進であったり、疾走しているつもりが迷走であったりと、ドキリとする場面が多々あるのです。
 そんな時、では「Webデザイン」はどうすればいいのか?というシンプルに見えて非常に高みと深みを含有する問題に直面します。時に「感覚的で行こう!」時に「論理的で行こう!」そして、たまに「ステレオタイプで行こう!」という様々な方向性を決断する判断力が非常に難しい。遠くから見ているとそんなに高い山でもないのが、近づくにつれて霧に隠れていただけで以外と標高が高いじゃん!とか、頂がクリアに見えて「この山はちょっと今のチームでは挑戦できないかな・・・」と腰がひけても登山をはじめると以外と安易にピークに立てる場合がある。この山をどんなスタイルで登るのかというジャッジをして用具をそろえ体力を高めるのですが、最近、どんな用具をそろえて、どの部分を鍛えて、登山にのぞめばいいのかが分からなく場合があります。でも、山が見えている以上、ピークに立ちたいと思うのが人間の業ですから、日々のトレーニングが必須なわけです。
 さて、そこで、「ロジックとラジカル」。論理的に、そして、時に過激にある山に登り始めた。でも、思ったよりその山は低い、しかし、道が険しい。勢いで登りきってしまうのか、一旦、身体を休めて体力と気力が整ってから頂を狙うのか、何にしても、頭の体力勝負。知識として思考として認識している部分と五感で問題を捉えてクリアしていく応用力の部分。けっこう長いことこの仕事をしているのに、またまた、振り出しにもどって小学1年生の気分。地位も名声も肩書きもありませんが、いつでもリセットする勇気があればどんな山でも登れるという実感が最近、妙に鋭敏になっているようないないような。実際、ロジックとラジカルの2本の刀、よく切れるのはどっちだ?