アナロググッズの魅力。

 最近、妙にアナログなギアが気になります。例えば、どこにでもある「水平水準器」。透明のアクリルの中に黄色の蛍光色の液体が入って気泡が入っている。これは写真や映像を撮影する際にカメラにあてて水平を確認するために購入したのですが、何気に机に置いてどれぐらい傾いているか、ぼぉ~と見ていたりしてしまう今日この頃。もうひとつはこれも撮影の際、特に映像撮影の際、そう撮影の機会に恵まれない季節的な要素や場所などビデオカメラで気軽に撮影してしまって、編集している時にあれこの文字やばい!とかああっ!こんなのが映っている!ってことで、ソフトで削除したりして大変な事になる。それをできる限り回避するために、この「単眼鏡」である程度気になる遠方をしっかりと確認してから、ビデオカメラを回すという現場の方のTipsなのである。あと、気になっているのが「方位磁石」です。
 で、どう気になるかという部分ですが、PCでDTPする前は水平とか垂直を感覚で管理していたのが、PCではその必要がなくなり、画面に対しての水平垂直はソフトが担っている。画面の確認も大きく拡大して確認できる。という状況に安心していると、実は、人間の感覚の中の水平と垂直が鈍くなるように思え、遠くのモノも画面で確認できるから肉眼でそれを見るという刺激にごぶさただった。方位もしかりで、なんとかナビで南はすぐに認識可能である。これはこれでいいのですが、最近、この手のグッズがどうしても気になるのは、人間の感覚の中の本来あった機能が便利なデジタル機器で代用され、その質感みたいな感覚が鈍っていたように思えた。水準器の気泡を眺めているだけで、意外といろんなことを考えてしまった。「あ~この感覚はPCの中ではないなぁ~」と。
 例えば、ゴルフ。練習場でナイスショットを繰り返しても、ゴルフ場ではミスショットの連続。何が条件として異なるか。古いゴルフの本で読んだ記憶ですが、ゴルフのスイングは人間の水平・垂直の感覚を試す競技でもあるらしい。結果、イメージしているショットにつなげるためには、運動のリズムと今ショットしようとしてるライの状況とイメージラインを感覚的に判断できなければ、ロジックな感覚に制御されてしまい負のイメージに支配されるそうです。いわゆるモードに入る入り口とは感覚的な部分がとても重要だと。そうか、オリコミチラシにもゆるいミスショットなデザインをよく見かけるが、これは、PCの中だけでデザインされているからなのか・・・とドキリとした。自分も負のサイクルに支配されぬよう、感覚を常に磨き続けねばと思うわけです。

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