高いモノ。

 暑い日が続きいております。長浜市内を車で営業中にふと見上げた高い工場の煙突。今ではちょっと珍しい建造物の種類になってきました。この高さで排出しなければいけない理由があるから、きっとたぶんこの高さが必要なんでしょうね。昨今の環境問題と照らし合わせてこの高い煙突の是非を問うわけではありませんが、これも日本が好景気だった頃のシンボルとして聳え立っているように思います。企業の存続と地球環境に対する配慮は密接な関係になっておりますが、どこまでそれが真実なのかは、一般の感覚としては非常にファジーな部分です。
 アート・デザインの仕事に携わらせて頂いていると、地球環境についての様々なデザイン的メッセージを集めて鑑賞して意識を共有しましょう的な取り組みをよく目にします。これはこれで非常に素晴らしい展開で、これからもいろいろな立場でビジュアルコミュニケーションの中核的なテーマとして展開されていくでしょう。大きなテーマを個人レベルで解釈して大きなアクションに繋げる事はいつの時代も繰り返えされて来ました。でも、問題ありきの水掛論が企業のPRとシンクロしそうな、している広告を見る度に、「手が届かないことをいいことに~」とか「高い志とは高いだけ志と言えるのだろうか~」などと少しだけネガティブになる。高い木には深く大きい根がありますが、高い志にも深くて大きな根っこがあってほしいモノです。
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