Webデザインいろいろ。

 ひと昔ならポスターのデザインを構想する時、どんな資料を集めて参考にするのかというと、専門書や著名なデザイナーが集まった図録などを見て、今取り組んでいる物件のテーマにマッチしたデザインの傾向をエッセンスとして参考にしていました。でも、それだけではいわゆるパクリになりますので、テーマにそってデザインコンセプトのオリジナリティーを表現するためのデザインを創作します。ここからがクリエティティブということになります。

 この世界に入った22歳の時、ある東京のデザイナーの先生の事務所(四谷)で半年働かせていただいた経験があるのですが、その時、先生は中国の美術展のポスターをあの頃なら当たり前の版下で作成しておられた。そんな先生のお手伝いをさせていただきながらデザインについて勉強させていただいていました。先生は大きな机に座っていろいろな書籍を見ながらポスターデザインの構想をしておられた。スケッチブックにラフスケッチをたくさん描かれ、結構長期間その作業をしておられた。合間に他の仕事をしながらたくさんのラフスケッチを描いておられた。そして、版下の作成の過程になると、原寸のポスターサイズの紙を壁に貼ってそれに色紙や黒い紙を破ったりカッターで切ったりして自由に張り込み、写植文字をコピーで拡大縮小していろいろな画面の位置に張り込んでポスターのデザインを作り上げていかれた。それを間近で見させていただくことができた私は本当に幸運だった。今では、MacやWinの中でDTP作業はするものの、デザインを構想する場合は必ずパソコンから離れる。というより、パソコンに向かってデザインを構想する事はできないと思っています。いろいろなシュミレーションはPCの中でやりますが、構想する事は絶対にしない、できない。

 さて、そこでWebデザインを構想する場合はどうすればいいのか?ポスターやパンフレットなどは原寸の用紙見本を眺めながら、他のパンフレットも参考にしながら、ラフスケッチ・サムネイルを構想する事からはじまるのですが、Webデザインとなると、実際パソコンの中で仕上がり、モニターサイズによっていろいろな見え方がしますし、動きや音などユーザビリティーやアクセスビリティーってことになると、もうそこまでラフスケッチでプランを構想する事が難しいように思います。専門雑誌で同じようなラフスケッチを見たりすると、ああこんなに有名な方でもはじまりは、やはりラフスケッチかと思いホッとします。でも、そこからの展開能力がきっとこの方達は凄まじいのでしょう。もう、平面でデザインが完結して用紙の上にインクがのったら完成という世界ではないので、Webデザインだけはいつもいつも頭を3回転半ほど捻ります。いやいや、もっとですね。となると、プランニングの構想となると、その展開例たるや皆様もご存知のとおり凄まじい展開プランが存在します。そして、公開後の運営プラン、エンジン対策、販売促進アクションなどなど、その展開のルートは無尽蔵・未知数・千変万化。「だけどもだけど!結局何かが生まれて何かが消えていく。でも、そんなの関係ねぇ~!オッパピー!」的にラテン系で楽しんだ方が絶対にいいと思う。デザインを始めた頃はテンションばかり高くて決して「楽しい」とは言い切れなかったが、最近は少しづつ肩のチカラが抜けて楽しんでいる自分に気づく。しかし、いろんなWebデザインがありますねぇ~。またまた、このブログで無作為に「Webデザインお気に入りベスト10」を紹介させて頂きます。「こんなWebデザインがええですよ~!」とか「ここは素晴らしい!」というようなクールでセンシティブなWebサイトにヒットしたらぜひご連絡ください。それについてああだのこうだのとブレストしたいです。

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