DNAのお話

 生物の在り方を紐解く研究の代名詞であるDNAの解析。専門書ではないですが、一般に理解できるタッチで書かれている書籍をおもしろおかしく読んでいます。生物学の現場では1930年頃から遺伝子の本体がDNAであることを示唆されはじめたらしい。塩基配列のそれである。互いに対構造を成しているAとT、CとG。「生命とは自己複製を行うシステム」であるという定義と美しい二重らせん構造を持つDNAとの相関関係。DNAの定義が生命探求の中心に鎮座した時、生物学者は何を思ったのでしょう。それからあらゆる研究が世界で日々繰り返され、現在もその探求の答はおろかこの時代の学者達のジレンマを共有できていないとか。一部には見えてる方がいて継承されているからこそ、まったくその分野に無知な私がこの書籍に出会える機会に恵まれたわけですが、これもそんなに高い確率として現代の情報網の中に存在している訳ではないと著者は言及しています。「ああ、そうなんだ」レベルの感想しか抱けないのですが、DNAの連鎖構造が現代の情報の資質を分析する時に何かヒントになり、もっと効果的な生産的な情報の発信ができないものかと考える次第です。常にその時代時代に様々なジレンマが存在しそれを回避する方法を模索しながら時代って進んできたんだなぁ~ぐらいの気持ちで楽しくDNAのお話を読んでいます。生物とは?みたいな切り口にはかなり身構え感があるんですが、意外と楽しいTIPSを盛り込みながら読める書籍ってかなり自分的には「アタリ」かなと思っております。
 実はACTという会社名を考えている時に「A・C・T・G」の組み合わせで会社名として成立できなかと構想していたことがあり、その時からいろいろDNAの書籍を読むようになりました。これも、何かと何かの連鎖反応だと思えるような・・・。チェーンリアクションという映画がありましたが、DNAとはほぼ無関係ではあるのですが、この「チェーン」という語源もたぶん1930年以前に概念として対構造に連なる何かを捉えた遺物なのではないでしょうか。