デジャブ

 デンゼル・ワシントン主演、ジェリー・ブラッカイマー製作、トニー・スコット監督作品「デジャヴ」を観た。DVDのレンタルであれ、購入であれ、とにかく吟味するようになった。なぜなら、おこづかいの上限が決まっているからだ。とはいえ、一番の理由は「はずれ」を手元に置きたくないからである。書籍を買って読んで書庫に整理するが、その後、それらの書籍はどうなるという部分。よほどの事がない限り、再度、読み始めることはしない。書庫に立ててある書籍の背を見て脳内活性を促す事で、いつでも目に見える場所に置くことができるのが書籍の最大限の魅力。いつでも、どこでも、ページをめくるだけで、確認したいことが必ずそこにある確証。だから、書籍は借りて読むことはしない。「買う」ことと「借りる」ことは決定的に自分の中でその存在そのものの価値を判断して手元に置いているつもりです。ので、DVDも同じ。
 で、DVDのレンタルとSELLの境目はかなり自分のルールではシビアなレーダーチャートが存在する。きっと、皆様もお買い物の際にはマイレーダーチャートのそれぞれのメモリが上下し独自の多角形を形成していることでしょう。
 そこで、新作映画や名作映画がどれだけ前評でひどくても自分のレーダーチャートが反応したら迷わず借りるし、購入モードに反応したら迷わず購入する。映画「デジャブ」について言えば、そのタイトルのイメージとD.ワシントンが出ている。制作がJ.ブラッカイマーである、監督がT.スコットであるという事だけで「レンタル」のバーは軽く越えてくる。しかし、「購入」のバーに届くかどうかは鑑賞後に決定する。たぶん、D.ワシントンが主演でなければこのストーリーは厳しい。孤高のテロリストも反対側にD.ワシントンがいたから狂気に描くことができたように思える。ヒロインもD.ワシントンのペアリングでなければ、あれだけ輝くことができなかったように思いました。何より何より最後のD.ワシントンの「笑顔」が全てを語っている。観終わった鑑賞気分採点は100点満点で98点です。マイナス2点はもう少しV.キルマーは痩せていてほしかった。この役でこのポジションなら。存在感との関係なら別の俳優が良かったような気がします。でも、「購入」には至りませんでした。
 デジャブ(既視感。実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じる事 )か・・・、しかし、人間の脳も遊び心がありますよね。振り回されないように振り回されないように。