「バベル」について。

 レンタル開始からいつも新作を観るのに2~3週間しないと目当てのDVDがレンタルできないのが普通で、いつもいつも、週末になるとレンタル屋さんに行くのが日課になってしまったのですが、長い場合はこの期間が1ヶ月以上になる場合が多い。しかし、えてして1ヶ月待った作品は「残念」が多い。映画館で映画を観なくなったのは、時間も理由にありますが、やはり、おひとり¥1,800は高いと思うようになってしまった。しかし、「バベル」はひさびさにどうしても映画館で観たいと思った作品でした。でも、やはり、足が遠くなってしまっており、その期間も映画館へのモチベーションは上がらずDVDを待つことにした。だから、かなりこの「バベル」は楽しみに待っていました。
 レンタル開始から1週間でひとつ返却されていた。しかし、他の新作よりもコーナーに置いてあるDVDのケースが少ない。???あれ?あまり人気が上がらなかったのか?ロッキーファイナルはバベルの少なくとも3倍の数は置いてあるぞ。一般受け、日本人受けしないのか???そう感じながら観た。
 結果、想像していたよりも良かったし大満足でした。
 「バベルの塔」とは皆さんもご存知のとおり「バベルの塔とは聖書に記されている伝説のひとつでバビロニア帝国にノアの子孫のニムロデが建てようとしていた塔で旧約聖書の創世記、第11章にバベルの塔のことが記されています。この内容を説明すると全地が一つの言語、一式の言葉だった頃にバビロニアの人々が「さぁ、我々のために都市を、そして塔を建て、その頂を天に届かせよう。そして、大い我々の名を揚げて、地の全面に散らされることのないようにしよう。」ということで、神への崇拝の為ではなく建築者たちの名を上げるために塔を建設していた時にそれを見た神が怒り、人々の言語を混乱さ人々が互いの言葉を理解できないようにさせてバベルの塔の建設を途中で終わらせた。という事が記されてあります。この話で注目する所はよく、本などで「神が塔を崩した」などと書かれてあることがありますが実際の聖書には「神が崩した」とは一切記されておらず神は人々の言語をバラバラにし、塔を建設できなくさせたということしか記されていないという点です。このバベルの塔は実際に存在したとされており現在のメソポタミアの辺りにその基盤の跡が残っているそうです。この塔の高さは、90mとも185m以上とも言われていてはっきりしていませんが、かなり大きかったようです。また塔はレンガで作られていたそうです。この「バベルの塔」のバベルというのは「混乱させる」という意味の「バーラル」という動詞からきていると考えられています。」となるのですが、この混乱という意味で映画「バベル」は一丁のライフルを中心にモロッコと日本とアメリカとメキシコで展開されるドラマなのです。文化が違い言語が違うということがちょっとタイミングが狂うとこんな悲劇に・・・みたいな映画でした。菊池凛子さんの存在感が話題になっていましたが、まぁ、それはさて置き、日本の家族、アメリカの家族、モロッコの家族、メキシコの家族像がリアルに感じられる映画でした。とてもとても満足でした。
 映画「クラッシュ」以来の素晴らしい物語でした。