転ばぬ先の杖#001

 迷信・俗信・言い伝えというのがあり、これらについて浅く掘り下げるとその国の歴史観であったり、国民性だったり慣習・文化の一面が見えるような気がします。人間をコントロールするためには「恐怖」や「死」を操ればいいと映画の中の悪役が言っていたような。しかし、それは映画の中だけのお話ではなくその悲劇は今も昔もこれからも人を操っていくのでしょう。それに対する警告であったり最大限その問題を回避もしくは拡散させる効果が迷信や俗信にはある。知恵ともいえるさまざまなTipsが時に心を支え時に癒してくれる。その根底には慣習や国民性がありそれを踏まえて継承されてきた言葉だから、確かに重い言葉が多い。しかし、情報化で価値観が多種多様になったという仮説に依存するなら、確かに「恐怖」や「死」のイメージもその質量が異なる。
 教育の最小単位である家族の不具合が社会の不具合を引き起こしていると言われてもそれもある側面のお話。その見地を言葉にした瞬間、何を得て何を失っているか気がついていれば、この言葉にはならない。しかし、それぞれの立場でそう言い切るならそれなりのリスクを覚悟しているのか、それとも全容に対して無知なのか、黙殺しているのか。
 転ばぬ先の杖が欲しがる前に、やはり、杖に頼らない足腰を維持しないといけないのでしょうね。いろんな意味で。リングの上でどんなにパンチを食らおうが最後のひとりまで立っていたいと思う。その為にもパンチ力を鍛えながらもパンチの受け方も会得したいと思いますね。杖は最後の手段だと思います。