シュートを打たない日本人。

 サッカーはミスの積み重ねのスポーツらしい。ボールは芝生やグラウンドの状態でどのようにもイレギュラーな動きをする。しかも、手よりも不器用な足でボールを支配して長時間に渡り展開されるゲームにおいて組織プレイやチームプレイは大切であるが、決め手になるのは個人の技術と前へ前へゴールを目指すポテンシャルなのだそうです。決定的に海外の選手と日本の選手の違いはこの「前へ」の部分。これは、何もサッカーだけのお話ではなく、日本人とは自己責任を最大限回避する思考がまずありきで、組織やチームの勝ちこそ優先されるという先入観にかなりの度合いで依存している人間性が、海外の考え方と比較すると明らかに異なる思考が根本にあるらしい。確かに、それは的を得ていると思う。体裁や前後関係を重視するばかりに今が見えていない。見えているにも関わらず、簡単に黙殺する能力に長けている。郷に入っては確かに郷に従うべき部分も重要であると思えるが、バランスが悪い。しかしながら、海外の考え方がバランスが良いとも言いがたい部分もあり、では、結局どうなの?となるが、これがすでに依存した考え方だと思う。結局などどこにもない。すべてが過程なのであるから、全ての道にゴールがあると思いたいがゴールは無い。そのことさえ理解できていれば、団体行動を重視し協調性だけを優先するべきなのか、自己責任において個人プレイを極めスタイルを確立させるべきかの判断の際に鈍ることはないと思いたい。
 ゲームなんだから勝ちに向かうことは大切ですが、それ以上にどう関わったかが大切。勝って学ぶことは少ないが負けて学ぶことは多い。つまり、失敗こそが経験値になるわけで、失敗しないことが成功だと誤解しているとそれは本当の成功ではないと気がついたときには、成功とも失敗とも無縁の場所に取り残されることなる。それが一番怖い。