最高!イモトアヤコ。

 お笑いブームはたくさんの実力者や一発屋を輩出した。そして、その中の誰かが今後のメディアを少なからず牽引していくのでしょう。テレビ的には、MCとの歯切れのいい、ノリのいい個性的なコメント力があればどんな番組にも重宝がられる。ああ、この方はその路線を目指しておられるんだろうなぁ~という見方になってしまうコンビやピンさんが非常に多いように思う。とてつもなく低いギャラでこきつかわれているという新人のイメージも逆にピラミッドの上部の方を支えているというタテの繋がり感みたいなものを感じ、お笑いの業界もタテとヨコの糸が微妙に絡み合いながら、芸能界って成立しているんだろうなぁ~と思う。売れると面白いの関係は多様ですが、どれだけネタ的にクオリティーが高くとも、コメントや切り替えしのクオリティーが低いとイッキに高感度・期待度が下がる。それは、これだけの密度のお笑いムーブメントだから、よほどのことがない限り次に期待はしなくなる。これは、出演者を決めているプロデューサーの皆様も判断しておられるのではないでしょうか。勿論、事務所の力関係もあるでしょうし、縦の糸の中で芸能界の誰と親しくしているかなどの人的ネットワークも重要なんでしょう。これは、ふと考えるとお笑いブームの渦中のタレントさんだけの話ではなく、一般社会の様々な場面で同じことが言え、あてはまるテンプレートのように思うのです。そういう意味ですべてがテンプレートの中で小さくまとまっているべきなんだと、それが、目先の安心安心なんだと。しかし、イモトさんは違う。だって、あの場面であの条件下でバナナを食べて虫歯が抜けるんですから!これは、ここ数年、テレビを観ていて最高の出来事でしたね。お笑いブームとか関係なしに、あの映像をリアルタイムで観れたことに最も高い価値を感じました。あれはお笑いではない何かもっとレアでディープでスペシャルでワンダフルな神様がイモトさんに降りてきた瞬間でした。