いろいろなドラマ。

 北京オリンピックも女子のマラソンが終わり、中国のメダル数が前回のアテネを抜いたらしい。凄い国です中国さんは。いろいろなゴシップが流れる中、結果としてメダルをしっかり奪取する底力は素晴らしい。とはいえ、日本もお家芸からニューヒーロー・ニューヒロインといろいろなドラマがありました。無念の涙もあり、メダルまであと一歩の惜敗もあり。メダルの重さなんて一生手にすることはないでしょうけれど、その重さはその選手ひとりひとりのこれまでの人生の重さなわけですから、それはそれは重いはず。結果としてのメダルと目標としてのメダルが現実のモノになった瞬間の心の動きは、いったいどんな感覚なのでしょう。ただ嬉しいと選手の皆様はコメントしておられますが、もっともっと、複雑な心の動きがあるような、もっともっと、シンプルで力強い心の変化が起こっているような、そんな気がします。それはテレビを通じて表情にしっかりと出ているように思いました。勝負魂をビリビリ感じている表情、あきらめずにとは言いますが、戦況から判断して難しい状況の表情、ひとつ勝利に手がのびた瞬間、それをグイと手元に引き込めた瞬間、一度掴みかけた勝利が手元から離れる瞬間。それをテレビの前で見ているととても羨ましい気持ちになります。ひとつのことに打ち込むという美学とリスク。身体と心の鍛錬は個人レベルでは難しい。ご両親やコーチや応援するスタッフがいるから、選手ひとりひとりが輝けるのでしょうね。最後の最後は「ハート」なんでしょう。だからオリンピックは美しいのでしょう。
 さぁ、なでしこジャパン今夜はアメリカ戦、絶対に全員がメダルを首からかけている映像を心から期待しています。