WEBサイトリニューアル。

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 そろそろ、アクトのWEBサイトの9回目のリニューアルをしようと思っています。こちらがそのラフスケッチです。ラフスケッチはラフスケッチなのですが、構想する思考するイメージを膨らませる段階ではロゴでもポスターのレイアウトでもWEBサイトのインターフェイスでも映像の構図でも必ずラフスケッチをします。ラフというよりもサムネイル程度ですが、実際、ソフトウエアを起動して制作に着手する場合でも途中であそこのイメージはどうだったかとか、ここのパーツはどんな形状だったかと確認ができることや、全体を俯瞰で見ることができて進行上最後の仕上げまで迷わず進めることができるというメリットがある。そして、このラフスケッチのイメージをいち早く能率的に完成すれば、そこから吟味・微調整が始まる。この過程こそが言わばデザインをしているという作業の中核の部分なので、ここの段階に適正に最速に行くためにもラフスケッチは必須なのです。
 余談ですが、美術教育において「デッサン力」は必要不可欠である。学校ではデッサンで描写力だけにフォーカスすることが多いのですが、この部分も大切ではあるのですが、絵を描くということの能力は3つに大きく分けることができると思っている私はデッサンにおいてもこの3つの能力を自分の中で調整したい時に画材を使わず鉛筆でデッサンをする。この3つの能力についてはまた次回ということで、ラフスケッチの重要性を若いデザイナーやクリエイターに説明するのは非常に難しい。頭の中の構想からダイレクトにマウスを使い何かを創り始める世代にはえてして「思考する」という行為と「五感で感じる」という行為と「手(筋肉)と画材のスキル」という視点がほぼ欠落している。これが完成物に大きな影響が出ることは、この3つの障害を障害と認識できなレベルの人が多いために伝えることが難しい。どうでもいい人にそれを望んでもいない人にこの絵を描くことにおいて大切なポイントを教えてあげるほど暇ではないのでしないが、「親しく熱意がありこちらに向かって来る方」には誠意と熱意を持ってこのことをお伝えすることが多い。
 そもそも「デッサン力」とはモノを見る力でもあるので、WEB上の情報と同じで、好きなカードを手元に集めることを情報収集とは言わない。集める時の目ヂカラ、集めたモノを見極める目ジカラ、そして、何かをそれで創造するのなら、完成中の自分の制作物を見極める目ヂカラが備わってこそなのである。最新のソフトとテンプレートを駆使して何かを創っていると誤解している人、まず、ラフスケッチをしてみてください。そこから絶対に違う世界が見えるはずです。貴方は何かを創っているようで実は何も創っていないのです。