でたらめ。

 最近、テレビはスペシャルが多い。中でも新しいドラマの番組宣伝を兼ねて役者が出てきてクイズをしたり、バラエティーの面子が集まりクイズで展開していく番組が多い。クイズ番組とひとことで言ってもいろいろな回答者がいるので、回答者のレベル!?に合わせて出題されるそれぞれの番組のクイズの傾向がいろいろあるのが面白い。マジなクイズを役者の人に出してシーンとなっても番組的には盛り上がらないし、簡単なクイズが解けない展開を面白おかしく魅せているのも最近なんとなく飽きてきた。そうなるとクイズの回答は二の次で、登場人物(回答者)の番組のコンセプトとマッチしたポテンシャルをいかに引き出すかという部分が面白いように思いますし、それを番組にするMCの手腕もまたいろいろで、そういう意味でスペシャルなタイミングのクイズ番組は面白い。
 そんな中、「さいころの目がランダムにでることを例えていう、いい加減で法則のない~」という問題の答を聞いて改めて感動した。答は「でたらめ」だったのですが、なるほどそういう語源なのかぁ~とツボに入ってしました。そういう意味で日本語の中には深い情緒のある言い回しや比喩が多いと痛感する。
 で、結局、最近のテレビ番組やドラマや映画の創り方というか傾向もこの法則があてはまるように思う。策士が計算づくで構築した絵ってのは皆さんもう満足しなくなり、アドリブというか、登場人物のポテンシャルをその場その場のふるまいで楽しむみたいな面白さが数字やエンタメになっているように思う。つまり、落語でも熟練したしゃべりや物語性を楽しむのではなく、期待するのは、落語家がライブで途中で寝てしまったり、落語が未完成に終わったり、どこかの場面でとちるような瞬間を期待するような見方が旬なのではないかと思います。この予測不可能な感じがリアルだと感じやすい傾向にあるように思うのです。だから、ブログやWEBサイトもカッチリガッチリ創り込んだスタイルよりも、変幻自在などんなカタチにでも、変化する機能や魅せ方が求められるように思います。技術的にそれがどういう例なのかはまだ未知数ですが、そんないい意味での「でたらめ」なリアルさが信頼される時代になりそうな予感がします。「普遍」であることと「いい加減」とは紙一重なのなかぁ~と。