近江・新戦国絵巻#001

 海外に対して、観光資源を訴求しようとする場合に、日本全体を捉えた場合のアピールポイントとは何だろう?アメリカの国民にはニューヨークの場所を知らない国民がかなりの割合でいたそうです。逆に日本国内だけのお話であれば、一般的に情報は行き届いているものの、それぞれの観光地の観光資源について充分に一般の方に浸透しているかといえばそうでない現実もあるように感じます。つまり、観光事業やメディアを活用している方にしてみれば、ニューヨークにはどういう情報があり、どのような場所であるかは認知されていますが、知らない人、興味のない人はまだまだたくさんいるという現実もあるようです。ですから、情報時代とは言えこの温度差というか認知度のムラを無くす方法で新しい観光客になりうる可能性は秘めていると言えるのではないでしょうか。また、逆に温度の高い方、いつも新しい情報に敏感な方や関連業者の方に対しても、より魅力的な訴求力のある手法を講じなければ、多く存在する観光資源との地域的な差別化はされないと思います。つまり、「魅力的ですよ!」とどれだけその詳細を整理して伝えるよりも、ワンフレーズ「近江・新戦国絵巻」というようなキーワードを投げて、受ける方のポテンシャルに響くような発信をしなければ、し続けなければ、浸透率は低い。ロジカルに組み立て、イマジネーションに訴えるというある意味逆説的な手法が認知されやすい王道のように思います。
 で、「戦国絵巻」としてどのようなターゲットが描けるのか?必ずしも高齢の皆様だとは限らない。大河ドラマも若い層を獲得するためにいろいろな手法を講じています。たぶん同じベクトルで日本の観光資源の今後の情報としての発信方法も同じような気がします。地域内で捉えた近江のイメージと県外や海外に向けての滋賀・近江のイメージは見ている側面が異なるように思います。