「削減」という文字。

 年末から新聞のキャッチコピーに一番多く登場した言葉ではないでしょうか。この「削減」という文字の使い方ですが、削減された人と削減した人がいから、この言葉が成立しているわけですが、正確にはどちらがどちらを削減したのでしょう・・・と思ってしまう。現状として削減されなかった人は心の底から安心してはいられないはずです。いつか自分の身にも・・・と考えない人はいないはず。この気持ちを削減した人は考えないはずはない。その人の上には多分自分にとって「削減」という文字は関係のない言葉だと思い込んでいる人がいるはず。「希望退職」との意味合いの説明もよく分かりませんが、結局、国の雇用対策でなんとかなるだろうと思っているから、「削減」という言葉が連呼されても、その部分について気にする人がいないのだと思います。だって、一緒に同じ目的で毎日働いていた人がある日突然「削減」されるんですよ。「ロボットが故障したから処分する。」みたいなニュアンスが嫌な感じ。「空洞化」から「削減」の嵐が吹き、やはりいつの日か「黒い雨」が降るのだろうか・・・。