どうあるべき?

 年末からずっと自社のWEBサイトのリニューアルデザイン案を考えている。テレビや映画や雑誌や書籍やと何かサインがないかと、ことある事にそういう目線でモノゴトを見てしまう。まぁ、これはこの仕事を始めてからもそうですし、芸大の頃も、その前の段階でも、何かを見るということが、自分が何かを創りたいと考えるときのためにヒントにならないだろうか・・・と常に「何か面白いことは」「何かインパクトのあることは」「何かググッとくる表現は」という目線で見てしまう癖がついている。そういう意味では今の仕事は天職かもしれないのですが、こうも景気が悪いと同じように気持ちがダウンしていまいます。このダウンしている状態でも、この気持ちを何かバネにして笑い飛ばせるようなデザインにつなげることができないだろうか・・・と考えてしまいますし、世の中がどう悪いのか分析すれば、この時代だからそこのデザインとうか販売促進戦略が構築できるのではないだろうかと考えてしまいます。逆に売上げがいい(そんなことはこの仕事をして22年一回もないのですが・・・。)場合はどんなことを考えてしまうのだろうかと、もう妄想レベルのイマジネーションのスイッチがオンになると、根っからの貧乏症の私は、贅沢なんてだめだだめだと悲観して逆に危機感をあおられてダメ人間になってしまいそう・・・だから、今の状態が一番いい状態なんだと戒める感じ。たぶんどこを切っても日本人なのだろうと思ってしまいます。日本人の働き過ぎは景気のいいころは美談として捉えることができましたが、その日本人から仕事を取り上げてしまったら何が残るだろうか?あんなシンボリックな総理大臣しか残らないのでしょうね。
 で、WEBサイトのリニューアルのお話。いつも仕事でWEBデザインを考える時は専門誌や実際にPCでいろいろなサイトを見ながら、構想しているのですが、たまたま、ヒットした「全国のWEBサイト制作会社の検索サイト」みたいなポータルがあり、それをリサーチがてらチェックすると、まぁ~北海道から沖縄まであるわあるわでそんなに凄い数の会社があんのかい!!!とビックリしてしまいました。そのポータルには約1,000件以上の登録があり、北海道から沖縄までWEBサイトに関連するいろいろな技術やプログラムやタイプ別にデザイン会社が登録されていた。その一覧画面にはそれぞれの会社のトップがサムネイルで小さく掲載してあり、そちらをクリックするとそのサイトに飛ぶ仕組みになっていました。けっこう、300件近く、サムネイルレベルでいいかなぁ~と印象が良かったサイトを表示させて少しウロウロしてみたのですが、大きく3つのタイプに分かれているような感覚でした。詳しくはまたいずれということで、その印象で総括すると、ほんとが同じようなことを違うそれぞれの言葉のままにデザインで表現している。印象のお話やエンジン対策などの仕組みのお話、そして、プログラムを連動させた仕組みや映像などのリッチコンテンツを全面に出して。しかし、北海道から沖縄まで見ていて感じたことは、国内のWEBサイトデザインの主流ってあるんだなぁ~と思った。どれもこれも同じ見えたのは、セオリーどおりにステレオタイプに創っておられるところが90%だった。あれ、個性的だなぁと印象があっても、仕組みが緩く、がっちり創っているなぁ~と思っても、中身が空洞。とトータルバランス的に「ええやん!」というのはこのポータルの中にはなかった。他社のことを心配する前に自分のところをなんとかしなければいけないのですが、WEBサイトデザインのセオリーが固まり過ぎてすべてセオリー通りで無個性な印象が結果強かったのです。もっと北海道らしい、もっと沖縄チックな、もっとアートなもっとポジティブなと。デザインって差別化するための表現手法なのに、ステレオタイプの方がユーザーさんは安心なのかなぁ~といろいろな意味で勉強になった。しかし、この考え方でアクトのWEBサイトをリニューアルするつもりはさらさらない。しっかり創ってなんとか年鑑に載せたいとも考えたことがないし、はなから無理だと思っているからダメなのかもしれませんが、ダメでいいと思っている。つまり、デザインを考える人は教科書だよりでいいのかってことであって、そりゃ、「よりどころ」や「保険」は欲しいですが、もっと破天荒なところがあってもいいかなと考えています。なんでも追いかけると逃げていくような気がするのです。これも負のベクトルかもしれませんが、どこかの部分で「挑戦」はしたいと思っています。そして、「どうあるべき?」の微調整をしていきたいと・・・モヤモヤしております。さてさて、どんなモノになるのだろう。3月中には完成したいと思っております。