システム化?ノウハウか?

 そもそもデザインとは「システム」なのか、「ノウハウ」なのかと迷う時がある(かなり頻繁に・・・)。それは、特に同業種のパンフレットやWEBを見た時などそう思うし、自社の販売促進ツールを作ろうとする時にこのようなことを考えてしまう。まぁ、常にいろいろな仕事をさせていただく度に、お得意様の商品や業務内容をデザインする時にも同じベクトルである場合が多い。まず、「システム」という言葉は「企画」や「イメージ」と同じぐらいに使いやすい言葉だし、その汎用性はかなり高い。また、「ノウハウ」という言葉も同じ。それぞれの意味にはいろいろな意味が含まれているので、その言葉を使う状況のケースバイケースでどのような意味にも伝達手法にも活用できる便利な言葉だと思う。言葉とはコミュニケーションの道具だけれど、それ自身が時に一人歩きをする場合があり、「システム」も「ノウハウ」も便利な割には本来伝えたいことを本当に伝えようとする時にはあまり効果的でない場合が多いように感じています。それを使っておけばその場は凌げるかな・・・という時に意外とチョイスしているような。総じて「デザイン」も時にその言葉の大きな意味に依存して本質からずれていても「デザイン的に~」などと強引に説明を展開させてしまうことがある。可能な限り、「It means~」で補足はしているつもりでも、短時間で伝えなければいけない場合や相手様が「お急ぎモード」だったり、とにかく早く答えを欲しい方については、包括・結論から入って、補足と微調整で終わるという場合もある。
 で、今の日本はどっちだ?というこなのですが、「システム化」が現在の文化や高度な教育を実現し、生活水準もこの恩恵を受けている。しかし、高度成長というシステムの裏には実はポテンシャルとしての日本人のノウハウがあったから、高度なシステムが機能したはず。しかし、この世界恐慌において、そのシステムが悲鳴を上げている。そこでノウハウを持っている方はどう動くのだろう。それが一番興味がある。システムに依存している方は「ノウハウ」という言葉に依存して結構ふりまわし、本当のノウハウを持っている方は「システム」をFAKEの道具として活用しているように思います。さてさて、そこで、デザインである。デザインが「システム」なのか?「ノウハウ」なのか?という冒頭の問題提起に対して、一番手短な答って何だろう?なんとも結論の緩い独り言である。が、これが意外といろいろなケースに当てはめることのできる真実だったりするから面白い。
 つまり、ゴールは設定するのですが、それは実はゴールではないと言い切れない緩さというか、真実とは実はそこまでのアプローチであり、まだまだ、経過よりも結果だという信念らしきモノに振り回されていると盲進しかねないと思うのです。