クラウドコンピューティングという概念。

 いつの頃かアナログなツールやギアがデジタルになり、仮想現実という言葉と共にデジタルによる創造物が感覚を刺激しコミュニケーションを凌駕する時代になった。インターネットの浸透が情報の本質を変えようとしている。本来の五感が持つコミュニケーションと端末を介して交換される熱エネルギーの間の摩擦はどちらかが優位性を持ちながら微妙なバランスを保持している。そんな時代のように感じています。本来、全てがアナログだった時代において知識や情報やノウハウはすべて人間の頭脳や身体の感覚の中にあった。が、それを代用するかのごとく、サーバがそれに置き換わろうとしている。メディアはどこへ向かうのか、それを人間はコントロールできるのか?SF映画の混沌はもう現実に偏在している。その概念こそがたぶん「クラウドコンピューティング」なんだろう。雲に例えるか・・・グーグルの創始者も素晴らしいイマジネーションである。
 で、この概念をどう受け入れ、どう恩恵に授かるのかが一番問題であり、空を見え上げていつも形を変えている雲のようにそれは私たちの五感を心地よく刺激してくれ、時に優しい気持ちにしてくれるのか?暑い日には影となり、乾いた日には恵みの雨を降らせてくれるのか?たぶん、そこまでそれ以上のことをこの概念を構想した方は考えているはず。仮想現実と雲。ますますマトリックスの中のカオスに振り回されるような気がします。まぁ、「振り回される」と「依存する」は同義語かもしれませんから、五感に聞くしか方法はないように思います。が、その五感さえもサーバの雲の下、鈍くなっているようにも思います。あのブクブクに太ったウォーリーの宇宙船の人間はあながち・・・。私はできるなら何かに汚染された地球でゴミを集めて暮らしたいと思います。