元気なお年寄り。

 ある町でお年寄りの皆様が何かしなければいけないということで、その町が以前、ある映画のロケ地になったことと、その際の監督から映画を創ってみられては・・・というアドバイスを頂いた事から町のお年寄りが皆様で映画を創ろうということになったらしい。で、分担は、監督は声の大きい人、原作・脚本は俳句や短歌をたしなむ人、カメラは写真機に詳しい人、そして、演者も勿論町のお年寄り。それぞれの役割をそれぞれが協力し合ってひとつの作品づくりに一致団結する。お年寄りだから朝は早いが夜は無理ができないからマイペースに撮影を重ね、お薬や病院の時間はそれぞれが自己管理の元、映画創りに参画されたそうです。足が痛い、腰が痛いと言っておられた方も映画の製作中に元気になられて足も腰も治ってしまったらしい。そして、完成後は町の公民館で上映会。この活動・運動は新聞や地方のテレビ局に取り上げられて関係者の皆様は達成感に溢れておられた。そのエネルギーは第2作・第3作へと繋がっていて現在も進行形。こんな心が元気になるテレビの番組は久々である。他にも元気なお年寄りの話題ということで、お見合いサポーターの3名のお年寄りが登場して、一日に7組のお見合いをセッティングした時もありますと満足顔でご登場。仕事をしている時は時間がなかったが、退職して時間ができたから、何か若い人たちのためにと思い立ち「お見合いサポーター」を無償でやっておられるらしい。勿論、この3名様の顔色はバツグン。そして、圧巻は92歳の英会話教師のおばあちゃん。子どもの頃、L.A.にいた頃に英語を身につけてから、日本に帰ってきても英語に親しみ続けて、今でもネイティブ英語バリバリ。片時も英語版のバイブルを手放さない、何かメモする時は英語で、そして、英語の歌や映画を毎日たくさん聞いたり観ていますって感じ。こんな素晴らしいお年寄りが日本にいることをテレビで伝えようとしたこの番組のデレクターに心から敬意である。視聴率ばかり気にしてつまらない番組を作っている人はぜひこのニュアンスとフィーリングとセンスを学んでほしい。メディアの価値が成立するのはこのニュアンスしかないと思いますよ。
 で、私もそのおばあちゃんを見習いこれからはメモを英語でとることにしたいと思いました。心の底からのリスペクトできた時ってなんだか身体が軽くなった感覚がありますね。