正しい道理。

 「経営人にとって大切なのは、経済と道徳のバランス。」だと、「論語と算盤」という書籍の広告のキャッチコピーに書かれていた。とても興味があるフレーズである。さらにその広告面にはこうある。「正しい道理によって得た富は、完全に永続する。孔子の教えに従って商売をする「日本実業家の父」渋谷栄一が実践した経済哲学と成功の秘訣。」別に孔子にも、渋谷さんの成功にも興味はないが、「正しい道理」の部分には非常に共感してしまう。

 さて、現代の日本経済における「正しい道理」とは何かを見極めなければこの論法の入口も出口も見えないのですが、言わば、入口と出口ばかりに終始してきたからバランスが崩れたと仮定すれば、この書籍の中に展開されているだろうモノゴトのディテールはひとつのモデルとして成立するのだろう。また、「経済人」の定義についても様々なアプローチが存在すると思うが、もう、日本経済の底が抜けている状態で完全に指針は失っているわけだから、今後、経済との接点を各々で獲得し、バランスを調整したいなら、しっかりと手持ちのコマと自らのポテンシャルを認識下に置く必要があり、そこが、モノゴトのスタートラインなのだと思います。そう考えさせるきっかけになるのではないだろうかという部分でこの書籍の意義・意味・価値があると思います。一応、チェックしたい書籍ですね。