広告費用の比率。

 世界レベルででも広告費用は減少している。一般的に景気の沈滞が大きな原因だろうが、そもそも、広告費用というモノには純粋に商品や自社の業務内容を伝えるための手法と他に啓蒙や相対的な価値観を共有するための費用も含まれているわけだから、ブランド化に必要なツールの作成費用や費用対効果で言えば非生産的なアプローチも存在したわけで、全体的な減少と本質の評価には少し誤差が生じていると思います。

 で、広告と呼ばれている手法にはテレビ・新聞・雑誌・ラジオ・映画・屋外とインターネットの7種類でほぼ包括できるのですが、この相対的な比率を視てみるとそれぞれの比率は2009年でテレビ38.5%・新聞23.8%・雑誌10.9%・ラジオ7.5%・映画0.5%・屋外6.5%・インターネット12.1%となっているそうです。この中で全体的に減少していながら、唯一インターネットの12.1%は増加しているという結果が出ています。前年比では10.4%からなので、それほど伸びてはいないのですが、テレビは逆に2006年が42.8%だったのでそれほど減少していない。テレビ番組の予算がよく話題になり1/10だとか言って笑っているが、そこを削っても自分の取り分を確保したい方が多いということだろう。でも、現在のテレビ番組の作り方だったら、とても道理に適っているとは思えないし、38.5%もの比率も疑問です。ようはそこへのメスがインターネットであったはずが、結局、「地上デジタル」が苦肉の策なのでしょうね。仕組みを牛耳っている人にしてみれば、単価の安いタレントや動物の映像を流して番組になればそれでその場は凌げるだろう的な発想なのでしょう。それがメディアの中心にある以上、経済や文化や芸術がどうのなんてその中で語ってほしくないですね。結局資本主義の澱にまみれて底なし沼状態なのでしょう。

 広告費用とは先行投資ではない。広く効果的に本質を告げる手法という道理の上で頭を捻りたい。