地デジ普及60.7%!?

 何よりもこの「60・7%」という物理定数をどう捉えるかが問題である。アナログから地上デジタル放送に変える理由がよく理解できないまま、お上の仰せつけのとおり・・・が未だに横行しているのかと思うと受信機としてのテレビもどんだけ大きくなろうが薄くなろうが高解像度になろうが、素直な気持ちにはなりにくい。だって、新しいOSを購入すれば、PCで観れるのに、チューナーさえ購入すればデジタル放送は見ることが可能なのに、なぜ、この不景気のタイミングでテレビをリセットしなければいけないのか。ここをスルーすれば別に「いいじゃん」でいいのだけれど、なんか今回の地デジは納得がいかない。どこかに目に見えない壁がいっぱいあるように感じてしまう。

 で、「60・7%」がどうなの?という感じなのである。目標値は62%だったそうですが、この数値も背景が知りたい。とにかく人間は物理定数に弱いからよほどの理由がなければ「「60・7%」を深く掘り下げないし、なんの気なしに、「目標値は62%」だと言われたら、鵜呑みにする。ここが一番疑問な部分なのに、スルーして「そろそろウチもテレビを買おうか・・・」みたいな、いわば、安易な軸が確かに存在する。

 で、で、例えば、「カーナビ」なんかも、絶対に必要ないと私は思っている。興味もなければ、意味・意義・価値も感じない。みんなが買ってるから、みんなが便利だと言っているから、みんなが使っているから・・・という理由の方が実は「60・7%」なんじゃないかな。

 最近はプライベイトブランド(PB)って言葉をよく耳にしますが、これまでスーパーウルトラスペシャルブランド志向だった人たちがようやくその意味のないステイタス感覚を捨て、本来の機能性やデザイン性を求めて所在と背景とコンセンプトがしっかりしている(というか身の丈にマッチしている。)と感じる商品に注目しているのでしょう。これは、価値観が多様化していると言えばそれまでですが、何故、多様化しなければいけなかったかということを推察すれば、その出発点は、「60・7%」は価値が無かったということになれば、不思議な国の不思議な方程式が成立するとかしないとか・・・。全て道草思想上のお話です。