RYO ISHIKAWAというスタイル。

 17歳だから凄いと言いたいところであるし、日本のメディアやスポンサー企業も遼君のゴルフの実力よりもそのルックスや話題性を買っているような部分も多いのではないだろうか。ハニカミ王子なんてどうでもいいことを気付かせるに遼君の場合はそう時間がかけさせなかった。たぶん、17歳だから凄いという存在感もいずれ近いうちにどうでもいいことになってしまうのではないだろうか。昨晩は全英オープンに初出場の寮君の応援をリアルタイムでさせていただいた。

 数々の見せ場、その都度、遼君の表情をカメラが抜くが完全に楽しんでいる。それに引き替え、他の日本人選手のオーラの無さ加減。現場ではもっとその差がリアルなんだろうけど、すでに向こうのメディア関連のカメラさんもそのオーラ加減を見抜き、他の日本人選手の顔があまりテレビの画面に出ることはない。常に下を向いてテンションがあるのかないのか、もう、内に秘め過ぎ。なんでもかんでも内に秘めてりゃいいってもんでもないでしょうし、プロなんだから、もっと表情や仕草で魅せてほしいものです。全英オープンのコースなんて想像もできないぐらいタフなんだろうけど・・・。

 で、遼君はというと、タイガー・ウッズとウエストウッドと同じ組で自分のゴルフをしっかりとやり切った初日だったのではないでしょうか。そして、「-2」って!!!最後の向こうのメディアからのインタビューにあれだけ快活に英語で返答している日本人を過去に見たことありますかって感じ。ほんとに眠気も吹き飛ぶすがすがしさでした。このまま2日目をクリアして、4日間闘ってほしいと心から願うばかり。もしかしたら、日本人で決勝ラウンドに残るのは遼君だけ!?まぁ、そこまで他の日本人選手も情けなくないでしょうから、頑張ってくださいって感じですね。

 遼君のゴルフスタイルを「アグレッシブ」と言っているが、闇雲にどんな状況でも攻めているわけでもない。しっかり、状況を判断して攻めながら守っている印象がある。しかし、決して気持ちの部分で置きにいく姿勢が感じられない。そんなスタイルはいったいどこから来るのだろう。天性という表現だけではいい表せないほどの何か大きな器と強いガッツを感じられる。しかも、湿っていないドライな印象を受ける。これを言わば「スター」と呼ぶのかもしれませんね。他のプロの皆様も凄まじい努力をしておられるのでしょうけれど、結果、結果が異なってくるというなんとも魅力的な逸材なのですね。