はんにゃの川島ワールド。

 一時のお笑いブームはどうやら落ち着いた感があるように感じています。このブームでかなり多くのお笑い芸人やコンビが世の中に出てきましたが、ここまで氾濫すると淘汰されるスピードも尋常ではない。まして、テレビ業界がこんな情勢ですから、政治の勢いとお笑いの勢いが反比例するとは言え、昨年のような動きは今年はなく、落ち着いていくように思います。昨今のテレビ番組のイージーさがお笑いタレントの皆様にかなり依存している雰囲気さえも沈静化しているような。ここ数年のM-1グランプリはそれなりに面白かったし、上位3組の実力は素晴らしいと思います。私は2008年はオードリーだと信じて疑わなかったのですが、ノンスタイルはダークホースでした。という感じで今年はどのコンビだろうと考えても浮かんで来ません。それほど沈静化している。

 お笑いのネタ番組のクオリティーもだんだん落ちてきているように思います。これが大きなリズムなのか、ただ単に枯渇なのかという見方ができると思うのですが、総じて明らかにテレビ番組が面白くなく、海外のドッキリ映像や昔懐かし映像などを流してそれなりの面子でコメントを並べてる創りにどうも飽きてきました。そんな中、やはり、存在感を示す方たちもいて、こんな下降の時期だから面白いのか、それとも孤高なのかと、その人たちを見守っています。

 そのひとりがはんにゃの川島氏である。この方のポテンシャルはかなり高い。「おバカタレント」隆盛とは言え、例のクイズ番組の「おバカ」の皆様は非常に紙一重である。テレビで演出する「面白い」なのか「ただのノープラン」なのかが紙一重。しかし、お笑いは計算してもダメでしょうし、その方の持っている何かが「面白く」で、それをさらにプロとしてコントロールされているからお笑いタレントとして魅力があるということになるわけですから、ただ、バカでは、ちょっと辛い。MCの方の手腕だけが目立ち、ちょっと、竜頭蛇尾である。それもテレビ業界の構図なのかもしれませんが・・・。

 と、とにかく、川島氏の一挙一足は目が離せません。だって、あのコントネタの流れで、「頭を取ったら、ハッピーバースデー!」ですから。ジャルジャルの「サイン、長っ!」以来。やられましたね。引いては鳥居みゆきさんの「桃栗3年、千葉8分。」以来。かなり心を持って行かれましたね。