キングの真骨頂!

 「恐怖の帝王が本領を発揮、圧倒的恐怖の大作!」「孤島に暮らす男を襲う怪異。友人たちを見舞う怪死。この島には何かがいるのだ!悪しきものの棲む廃墟の館に隠された秘密とは?」まぁ、このフレームについては特に興味はなく、ただ、ただ、キングの新作が発売されたことが何よりも嬉しく、次は今年の直木賞か芥川賞を読もうと思っていたのが予定変更。新聞の広告には、キングが一番強烈でストレートだった頃の「シャイニング」や「デッド・ゾーン」の頃の香がするらしく・・・と書かれている。これはこれは読まずに何を読むというテンションになります。賛否両論だった映画「シャイニング」もただ音声をカットして観ればキューブリックの映像美は小説と充分にリンクするし、映画「デッド・ゾーン」もウォーケンの演技や設定が原作とマッチしていないとか言われつつも、その後のテレビシリーズではキングが描いた小説のテイストは十分に発酵していたと思います。何よりも小説「デッド・ゾーン」は20年以上前にワープロを購入してそれでブラインドタッチの練習にとその原作上・下を全て複製したほどの作品。書籍の一文字一文字をガチガチの指でブランド入力しながら、まるで、キングになったような気持ちだったことを思い出します。

 で、「悪霊の島」ってことで、マイケル・クライトンの「ジェラシック~」のような、フォーサイスの「アヴェンジャー」のような、テンションでじっくり文字を追いたいと思っております。やはり、巨匠の新作ってことだけでテンションが上がります。