ネットビジネスが終わり!?

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 非常に思い切ったタイトルです。印象的ではありますが、さてさて、どのような内容でしょう?よく「始まり」と「終わり」について考えるのですが、比較的日本人は「スタート」と「ゴール」を意識して競争意識を煽り煽られるのがマゾヒスト的にというか慣習的に身にしみ込んでいるようだから、たぶん、この手のタイトルに心が動く。そして、著者も編集者も出版社さえもそのルーティーンに期待しているから、このような書籍が成立するのでしょう。まぁ、こんな中途半端な分析と背景仮定はさて置き、実際、このタイプの書籍は「買い」なのでしょうか?たぶん、買わないし読みたいとは思っていないのですが、もし、もし、本当に終わりなら終わりに向けて何をどうしろと締めくくるのかは興味があるし、そもそも、この著者の「ネットビジネス」の定義を知りたい気もします。

 例えば、ある古い旅館がWEBサイトで集客を図ろうとWEBサイトの企画・構想を練る。そして、費用対効果を算出し、他の事例をリサーチしてプランを練り上げる。そして、専門業者にWEBサイトについての制作作業をお願いするために施設のポテンシャルを分析し業者へ依頼をする。が、そんなビジネスモデルに対してもこれだという結論がリサーチできるわけでもなく、数多の成功事例の中から自社に適用できるような企画は見つからない。この段階で一般的なセオリーや方程式が当てはまるほど世の中は単純ではないからである。ベクトルが逸れれば逸れるほど、企画のフレームは捻じれる。しかし、セオリーや方程式しか見えていないコミュニケーターは自己完結型のプランをプッシュする。これでは選択のための吟味さえできない。選択するためにはプランを消化する必要があるからである。鵜呑みにするならロジックにドライにただ加点式でセレクトすればいい。だが、WEBサイトとはプラモデルではない。設計図どおりに完成するものではない。この部分を企画書に適用しコミュンケートするのが難しい。

 で、上記の考察の通り、「始まり」と思っていることが、「終わり」だったりすることがあり、まだまだイケていると感じていていもすでにそれは「終わっている」ことがあるからである。だから、「終わり」だと言及するなら終わりということでいいが、ものごとはいつも進行形であることがベースにある意識だけは失ってはいけないと思います。つまり、旅館さんのWEBサイトのことで言えば、一番重要なことは、ロジックではなく、「地の利」や「ふるまい」や「人的ポテンシャル」がいかにWEBサイトに適用できるルーティーンを作れるか作れないかなのである。これは、たぶん、WEB3.0の概念が言いたいことなのだろうと思います。つまり、「ONE to ONE」なのでしょう。っても最初から何事もそうですが・・・。