8%の化石率。

 大阪大学と国立遺伝学研究所などが、ヒトのゲノムの中に、約4千年前に感染したとみられる「ボルナウイルス」の痕跡を発見したらしい。人やチンパンジーなどの共通祖先に感染したウイルスの遺伝子がヒトのゲノムに入りこみ現在まで保存されていたということである。人類とウイルスの共存関係を探る手掛かりになるのではということでその詳細は英科学誌ネイチャーに掲載されるらしい。人間などの生物は感染したウイルスの遺伝子を自らのゲノムに取り込み、ゲノムを多様にしてきたらしく、こうした遺伝子は「ウイルス化石」と呼ばれ、ヒトゲノム全体の約8%を占めると言われているらしい。

 最新の科学技術が人の遺伝子を解析した結果、このような発見が現在のそしてこれからの人類の未来にどう影響があるのか、この技術や解析結果が新しい医療技術やバイオテクノロジーの分野における偉大な功績に連動するのか否かなのである。まだまだこの人間の身体の中には解明できていないブラックボックスがありすでに解明できたことから多くの仮説が検証され多くの時間と人の叡智により、また、人類の歴史に影響を及ぼす。これが人類の歴史だと思うと科学という分野の取り組みの意義だとか価値を改めて再認識します。が、言葉や言語能力を持たない人間以外の動物についてはどうなんだろう?同じく、人間よりも歴史のあるルーツを持っている生物はこの地球上に多く存在しているだろうし、それが人類と同等に解析できているのだろうか?ある分野では特定の種に対しての研究が推進されているだろうけれど、人類ほどの研究には及ばないような気がします。

 昆虫でさえ、ある一部の分野の研究者がある特定の種に対しての研究をしてきただろうが、その研究が他の種や人類への研究と連携はしているのだろうか?いずれにしても、「水分25ℓ、炭素20kg、アンモニア4ℓ、石灰1.5kg、リン800g、塩分250g、硝石100g、イオウ80g・・・」の生命体が何をどう次の種へ継承・伝承してきたかにつていは非常に興味深い。上記の成分をお金に換算すると¥5,000前後らしい。ということは、その8%は過去のログのために費やされているということにしても、¥5,000に満たない素材価値の生物が戦争や温暖化防止やと自分達で設定した貨幣文化の中で今も昔もこれからも右往左往していくってことになり、これまた地球は摩訶不思議な惑星である。