「目立つ力」勝間和代著

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 「継続は力」「量が質を凌駕する」と。これこれ。タイトルが書店で目立ったものですから、いつもの衝動買い。が、こういうアプローチはアタリの確率が非常に高い。これは完全にアタリである。宝くじや当選モノにはからっきし弱い私ですがこの確率はかなりいつも高い(下手な鉄砲という側面もあるが・・・)。にしても、読めば読むほどモヤモヤしていることがクリアになっていく感覚は、素晴らしい書籍との出会い、一期一会に感謝しきり。だが、いい書籍の出会いって体調や心の状態とも深く関係しているし、私がいいと思っても、「これええですよ。」と進めた人が同じモードでなければ、このニュアンスは伝わらない。だから、書籍の出会いって人との出会いに似ている。いい書籍はちゃんと求めたテンションを返してくれるし、いい書籍は著者像がしっかりと明確になり、まるで、書かれている文脈と会話しているような感覚になる。できたら私もそんな書籍を発行したいと考えているので、このような書籍との出会いは本当にテンションが上がってしまいました。

 一部冒頭の導入部分を抜粋します。「これまで、私たち日本人はなるべく「目立つ」ことがないように、しないように、教育されてきました。その結果、考えていることや自分の内面を人に見せたり、あるいはこれ見よがしに自分の才能を人に示したりすることは、はしたない、あるいは露悪趣味ととらえられて、特定の職業の人を除いて、避けられてきました。あるいは、自分を見せてみたいと思っても、インターネットが普及する前は、不特定多数の人に自分の得意技を伝えること自体、コストがかかって、なかなかできないことでした。」とある。残りは書籍を購入してお読みください。

 これは「まさに!×120」である。ここから入られると弱い!ってところから話を進めておられる。流石、百戦錬磨である。が、「目立つ」ことが人間の本能であり、アイディンティテイとエゴについてフロイトが考察したことも、さて、八百万の神の国、日出る元(本)の国の民は、どうも他流試合を敬遠する。まるで、ちょんまげと刀を捨ててから・・・という論法が尽きないぐらい、「まさに!」なのである。で、それをインターネットでどうするのというお話がこの書籍のアプローチなのでしょうけれど、これは、これから楽しく読ましていただくとして、目立つ人に対する協調性が群れ組織に適する適さないで存在価値を判断しやすい、というか、出る杭の出る理由を考えずに「出る」=「みっともない・体裁が悪い」=「打たれろ!」みたいな構図にはうんざりする。それはひとことふたことの日常会話の中に潜むその人個人のキャラクターがしっかりと言の葉に浮き上がるから不思議。目が口ほどにと言うが「文の化」で文化ならば、人間の内面の質量は何で推量するべきかとなる。

 テンションが上がり過ぎているので、完全に文脈が乱れているが、それほど、この書籍の中の真理には舌を巻くだろう感がすでに49ページで漂っている。著者が想いを込めて切り取った心の言の葉が重なるこの書籍。このリアリティーは絶対にモニターの中には存在しえない質量だと思います。

 「ブログは15分で書け!」と何かの書籍に書いてあった、体裁を整えた文字に魂は宿らないのだろうか・・・。言葉のようにブログを書けばより内面が出てくるということなのだろうか・・・。ふう~。