S-1グランプリって何?

 先日、ココイチみたいなテイで賞金1億円を目玉に開催された「S-1グランプリ」。いったいあれは何だったのでしょう?出場メンバーをチェックしてかなりテンション高めで観ていたのですが、ちょっとこれはいったい何をしたいのか?不明すぎて開始10分ほどでテンションが0になりました。お笑いのタレントさんたちのポテンシャルが高いのは他のグランプリ系で間違いない地位を獲得している。にもかかわらずさらに賞金金額を上げてガチでジャンルを超えて何かさらに権威を創ろうという意気込みはなんとなく理解できたし、だから、期待もしたのですが、やはり、練りが甘い。たぶん、視聴者は芸人さんたちの優れたステージを楽しむというよりも、投票して当たるかもしれない100万円がありきだったような進行状況。これでは、番組が成立するはずもなく、そうそうたるメンバーであるにも関わらず、その仕上がりはひどい、ひどすぎる展開でした。フレームと賞金だけ決定してあとはMCのあつしさんだのみ。ただ、それだけでこのテイの番組が成立するとでも関係者は考えたのでしょうか。仮に、誰かが1億円をゲットしたかもしれないですが、M-1やR-1の1000万円の方がはるかに意義・意味・価値がありますね。

 昨今のテレビ番組企画のこの緩さはたぶん、スポンサーありきで、制作している人たちがスポンサーに気を使って本来のテレビメディアならではのライブ感やリアリティーを度がえしにして、予算があるから何かを創ろう程度のテンションだから賞金は1億円かもしれないですが、番組としてここまでも不成立となってしまうのでしょう。あつしさんならそれは事前におそらく120%気がついていたはず。にも関わらずあつしさんでさえ、スポンサーのマリオネットになっていた。あれだけ独自の世界観をテレビで築いているあつしさんでさえ・・・である。とても残念でした。

 あれは、タレントの価値を殺してしまうとても緩い番組でした。残念。