プログラム言語で広告を・・・。

 あるソフト開発会社がソフト開発用のプログラム言語のみで記述した人材募集広告や募集要項を使った採用活動を開始したらしい。広告の内容を「解読」できる生徒を集め、研究職を効率的に採用する目的らしい。実際、そのプログラム言語を解読した学生が応募し採用にもつながったらしい。ソフトのプログラム技術に優れた人材を非常に効率よく集められる、ある意味非常にレアでディープなアプローチではあるが、今後のいろいろな分野・カテゴリー・フィールドでのアプローチはたぶんこの方向だろうと感じた。

 まず、プログラム言語が解読できるできないではなく、募集であることやプログラム言語に興味を持ち、そのようなアプローチをしてくる所在に興味を持ち、最低レベルの知識と能力を持っているからこそ、このアプローチに反応する。これこそが、ワクワクドキドキの本質である。学生達に消化のいい離乳食をあたえてカワイイカワイイで緩い4年間を与え、4年間分の学費で経営が安泰・・・みたいな大学はすでにもう大学機関ではないし、そんなことも気がつかない連中が教授ですって浮遊している空間でその人の一生を左右するような充実した時間が過ごせるわけがない。本末転倒のステレオタイプである。そんな緩くもレベルの低い取り組みをして、ワクワクドキドキしているのは実は学校サイドの人間だけ・・・?みたいなことになる。このプログラム言語を社員募集の広告に使うぐらいの練り上げたアプローチはいろいろな意味で挑戦だったかもしれないが、このベクトルは確実に採用する企業側もそれに反応する学生側もレベルの高い等価交換をしている。離乳食アプローチとはまったく異なる。

 で、もしこれが芸術やデザイン系の企業だったら、広告に一切文字がなし。エッシャーのようなピカソのようなダビンチのようなアプローチでその中にメッセージを隠し、それに反応する人を選りすぐるということになるのだろうか?「遊び心」と言ってしまうと、クオティティーが落ちるような語感ではあるが、練り上げた「遊び心」こそ実は想像力に溢れ先見性と訴求力を含有する素晴らしいアプローチだと思う。