進化する立体(3D)映像。

 どうやら2010年は3D映像元年になりそうな予感がします。様々なジャンルで3Dがキーワードになっているように感じます。テレビ、携帯端末、インターネットなどなど。勿論、グラフィックの世界でも3Dは必須アイテムになりつつあり、その仕組みや技術についても次から次へと新しいアプローチが展開されいき市場の反応を伺っているような構図。そこで市場は本当に3Dを望んでいるのかという疑問が湧き上がりますが、これは大きな潮流としてもうどうにもできな流れ。映像を立体的に見せるという技術の進化がさらに加速している感じ。それがエンタメのジャンルを飛び越えて家電や医療や会議システムなどのビジネスシーンを席巻するだろう・・・と。

 で、そのコンンテンツを受ける側としてはそのムーブメントをどのように受け止めればいいのか。「おおっ~!」「スゲッ!」と驚いているだけでいいのか。まぁ、3Dの映画館などは一番分かりやすいテイですが、その技術だけを捉えてもそれほど感動率は低く、やはり、そもそものコンテンツのアイディアや企画内容がしょぼいと「飛び出してるけど何か?」みたいなことになるようにも思える。

 医療の現場でどう3Dがマッチングするのかは医療のことがよく分からないのでチンプンカンプンですが、病床の早期発見と治療方法の検討に活用されたりということなのでしょう。

 街中に3Dの看板が現れ、昔観たSFの映画ような世界がもうすぐ訪れるのでしょう。それがまっとうに描いた未来像なら人間は正しい道を歩んでいるということになるが、それで根本のリアリティーの質が上がるわけでもないだろうし、冷静に天邪鬼に捉えると、まだ、観てはいませんが、たぶん、映画「アバター」を観たような感覚になるのだろうと想像しています。観たこともない映像がいつしか慣れて3Dが当たり前になった時、ヒトの欲は何を求めるのだろう・・・。ただ、その時代の表現技術を楽しめていればただそれだけでいいのだろうか。