未体験の魅力。

 時に未体験のことが無償に魅力的に思えることがある。逆にそれを演出して興味づけ・動機づけをする手法についても、様々な販売促進ツールやブランド戦略には適用されているように感じる。「知らないこと。」「体験していないこと。」は無償に魅力を感じる。例の「踏み出す!」ってテイの奴も同じ。通信教育でカラーコーディネイトの体系やチュートリアルをしたからって、バリバリの最前線のカラーコーディネイターになれるわけはないし、仮にその仕事につけたとしてもそのテイのポテンシャルで最前線は泳げない。これは間違いない現実。しかし、人は未体験の存在に興味を抱き心を奪われ自分の資金や時間や心をその畑に注ぐ。

 で、この心理の背景には人間の合理性と何かを次に継承させたいという本能が機能しているように思う。それがヒトの本質であることを意識化すれば、いろいろなリアルが見えてくる。極論を言えば「死」は誰しも未体験。だからこれほど心を奪われる。真実の「真」という感じは頭が逆さになった死体の表意文字だということらしいが、その存在が普遍の存在であるから・・・というニュアンスが「真」の文字の背景にあるとかないとか・・・。う~ん、それも日本の文字文化の背景に脈々と流れている真実だろう。

 誰しも「素晴らしい死」に向かっているというテイ。