一生折れない自信の作り方。

 アチーブメント出版の話題のビジネス新書「一生折れない自信の作り方」青木仁志著、¥1,365である。アチーブメント出版というのをまずあまり聞いたことがないので、また、公式WEBでも確認しよう。「人は誰でもよくなれます。人生はどこからでもやり直せます。」ってことですが、まず、このテイの書籍は的がはずれているので買うこともないし、書店で平積みになっていてもスルー。ただ、気になるのはこの著者が「自信」をどう定義しているか?の部分。そののびしろが適正であれば、この書籍はこれで成立するだろうと思う程度。

 しかし、このテイの書籍が売れる。つまり、ニーズがあるという今の現代が非常に不透明で不思議。広告面を読めば24万人の研修実績を誇る人材育成トレーナーという経歴を著者は持っておられるみたい。24万人という物理定数、研修実績の内訳、人材育成トレーナーの経歴がどう自信と綾をなすのか?この段階までは広告を読めばファーストインスピレーションで感じられることだが、さてさて、その真意やたるや真価はいかに・・・で¥1,365を出費する気にはなれないなれない。

 そもそも、人材育成の研修で人生が変えられるわけがない。もし、万が一、変えられたとしたら、それは、研修が原因ではなく、「変わる」が必然だったに過ぎず、感覚として「変わった」と自覚できただけのお話。それが本当に相対的にも絶対的にも「変わった」のか?と確認する術はこの研修のシナリオの中だけのお話。世の中はそんなにシンプルな構造ではない。だから、結果、変ったと感じる、変ったと思えた人へのギフトが研修に費やした費用や時間と相当だったということだろう。

 以前、若い時に、友人に進められ3日間の人材育成か啓蒙のセミナーを受けた。全く興味もなく、気もち的には0テンションだったが、どうしてもという友人からの言葉だけに反応した。が、結果は明確。無駄な3日間だった。そこにいる人間を観察できたことは非常に意義が価値があったが、それにしてはコストパフォーマンスの設定がM・U・R・I、無理である。ただ、友人は満足そうだったのでそれでいいかと。う~ん、若い頃だったので時間の使い方に迷いがあったのでしょう。それが、自分の中のこのテイの象徴になっているから、まだまだ、視野が狭いのかもしれませんが、ただ、興味が0なのに、その時間には踏み込めない。絶対。

 怖いのか?何か変えられることが心配なのか?それほど自分を守りたいのか?とそれからもいろいろな場面でいろいろな方から人材育成のセミナーや啓発関係に誘われたが、答はNOである。中には気功の先生に会いましょう的なマユツバの結晶のようなお言葉もいただいたが、これについては失笑である。

 で、逆にそれらの皆様に返したい。「何故私がそれを怖いと思うのか?」「変えらるこが何故心配なのか?」「守って何が悪いのか?」と。が、この言葉は飲み込んだ。それは、コミュニケーションではなからである。石を投げて石を投げて何も生まれないからである。石を投げられたらしっかり受け取ってその言葉の言葉の重さや質やカタチやサイズを確認しなければいけないからである。そして、捨てるのかいつも手元に置いておくのかを決めればいい。と同様に、ヒトに言葉を投げる時はその逆だから、これらのことに留意しています。

 それができることが、私は唯一の「自信」だと思います。さて、この著者と文脈・論理の差異を確認することはないだろうが、私の場合「自信」とはそれ。