電子ブックの動向。

 趣味趣向で言えば電子ブックには興味がない。しかし、デバイスとして興味がある。つまり無料で書籍を読むという仕組みにではなく、それがどう本来の読者を引き付けるという本質の部分に興味がある。こんな時代だからという理由だけでそれを市場に出すほどアップルも暇ではないだろうから、それ相当の背景とそれを固めるための技術や企画がこの端末には装備されているはず。書籍業界がこの存在に危機感を抱くのは何故だろう?想定できる理由はいろいろあるが、それは本当に危機感の対象なのかと分解してひとつひとつを吟味する必要があるのではないだろうか。そりゃ無料で書籍が読めるは嬉しいが紙の上に印字された活字のディテールに慣れ親しんできた人間がある日突然電子機器を渡されてこれが新しい進化した書籍ですって言われてもそう簡単に反応はできない。やはりそれ相当の背景が欲しいしタイミングも大切である。次から次へと新しそうな機器が開発・登場して市場が活性化しているのか、そもそも存在したニーズをごっそり移転させようとしているのかで興味のトルクが変わってくるように感じています。何事も食わず嫌いの天の邪鬼なので口に入れるまでに時間がかかりそうです。

 で、何も考えずにまず使ってみて考えたらいいじゃんというタイプの人がたぶん量販店に列をなすのでしょうね。で、で、「おおっ、これがiPadかぁ~!」というリアリティーに課金するみたいな。本当に便利で優れたギアなのかどうかはその段階では麻痺してて不明。便利なのか?と疑問視したが、もう買っちゃったみたいな人をアップルは相当数想定してるのでしょう。こうなるともう新しい古いの問題ではなく、本当に便利か否か、その中の情報や仕組みに価値がるのか否か、そして、その仕組みは今後どのようにブラッシュアップされるのか・・・と。その動向が今から非常に気になるところ。ブランド戦略だけで製品が市場に受け入れられる時代ではないようにも思えますし・・・。