Flash Rich Contentsは両刃!?

 WEBサイトの中で画像を動かすという技術はいろいろありますが、中でも一番の認知度となるとFLASHコンテンツになるのでしょう。ひと昔ならRIAとするリッチコンテンツが猫も杓子も状態で、ちょっと画像を効果的に動かすために大きな企業でもWEBの知識のある方にFLASHを与えて、プレゼンテーションの資料づくりとかWEBコンテンツのリニューアルとかが展開されていたそうです。私自身は大きな企業にいた経験もなく、会社から与えられるFLASHで勉強させていただいた経験もないものですから、この場合の担当者の気持ちは分らない。が、「どう動かすのか」ということだけに注視してもそのオペレイトの幅は広く深い。

 始点と終点、動かすコマ数、画像なのか文字なのか、直線なのか曲線なのか回転なのかF.I.なのかF.O.なのか、2Dなのか3Dなのか?平面的なワードやパワポレベル(創り込みをしたことがないためにこの系のソフトの奥義を知らないためだけです。)なら、たぶん、大企業さんなら100人中、85人ぐらいはそのスキルがあるだろう。が、動的な効果を感覚として持ち、上司!?からの無理難題を正確にFLASHに適用するスキルを持った人材となると、たぶん、3人はいないだろう。ここに大企業の内省化の裏があり陰がある。この程度を外注すれば予算がかかるために、ソフトウエアだけを与えれば「ちょっと動かす」はできるだろうという97人の意識が外注することよりも多くの機会費用を創り出していることに気がつかない場合も多い。つまり、知らない人は強いわけである。強い=無能とは語弊があるが、使わない人と一度でも使った人の間にある谷は意外と想定外に深い。

 世の中、APPLEがFLASHを見切って、さらに安定したWEB環境づくりに取り組んでいる。アドビもそに対応してFLASHでその環境に適合した形式の書き出しを練り込んでいる。つまり、企画書データ、プレゼンテーションデータ、そして、WEBデータに置いて、「ちょっと動かす」だけでは、もう、リッチとは呼べないほどこの樹木は大きくなっているということ。これは、アドビのWEBサイトを確認すればその変遷は情報として知ることは誰でもできるが、知るのディテールがそれを使っている人と使っていない人の格差たるや、0と1に近い。0とはいつまでも0であり、1は2になり3になる可変の法則に準拠する。

 で、片方の刃で相手が切れても、同時に自分の手も切っててはとても生産的・合理的とは言えない。まだまだ、FLASHに関する一喜一憂はあるだろうが、そこは乗りかかった船。この海をどこかに向かっていると思いたいし、自分の羅針盤を信じて、ワンピースを目指したいものです。