空間認知と移動能力。

人間は知っている。自分達に動物達のような空間認知能力がないことを。

人間は知っている。自分達に渡り鳥のような移動能力がないことを。

人間は知っている。言葉のコミュニケーション能力の限界を。

だから、技術を進化させてきた。しかし、その反面、退化したことがないだろうか?

身体を寄せ合い越冬するペンギンのように、
子を守る鋭い眼光のライオンのように、
暗闇でも獲物を察知するフクロウのように、
水中で信号を交換してコミュニケーションするイルカのように、
人間の鈍いストロークを複眼で回避するハエのように
人間ははなれないのだから・・・、絶対に。

これは欺瞞に満ちた人間という種に対する罰かもしれないぞ、
これは実は生物的には未熟な人間の能力に対する負荷かもしれないぞ、
これは地球上で偉そうに踏ん反りかえらぬように課せられた枷かもれいないぞ。