WEBデレクションとは?

 一般的にグラフィックデザイナー・WEBデザイナー・イラストレーター・アートデレクターなど、いわゆるヨコモジ商売に携わっていると、「君の仕事はいったい何をやっているのかね?」や「具体的にWEBデザインとは何をしているのですか?」や「イラストレーターって画家とは何か違うの?」というご質問に出会うことが多い。花屋なら花を売っているし、ホテルなら宿泊を売っているし、医者なら健康を売っている。それらを買う人はそれぞれに花が欲しくて、旅を通じて宿泊するための時間を買っているし、健康を害したら健康になるために診察と適正な治療や薬を頂く。これは、誰がどう考えてもそうであるから、仕事の内容を確認することはなく、商品だけを判断してビジネスが成立していると言える。しかし、比較的ではあるが、ヨコモジビジネスはまず何をしているのか?何をしてくれるのか?から理解していただく必要があるし、具体的にポスターが欲しい、WEBサイトのFLASHコンテンツが欲しい、CM用の映像が欲しいとなる前段階に、どんなポスターをいくらで創ってくれるを信頼していただく必要がある。HOW MUCH?なら、誰でもコストで比較はできるものの、デザインのタイプやクオリTィーを理解していただくためには何が一番最適なアプローチであり、戦略なのかといつも、ずっと、考えています。

 逆に自分が花屋さんで今暮らしている人達にお店に来てほしい、また、こんな時代だから、オンランショップを開店して全国に向けてお花という商品を買っていただくためにWEBサイトに企画やキャンペーンはもとよりWEBサイトの仕組みやデザインを実店舗同様にこだわった魅せ方にしたいと考えるだろう。さらに、商品を買っていただくために、品揃えや時期的な旬な商品をリサーチして仕入れ、原価と売価のバランスを吟味するだろう。こんなに実際のビジネスの現場は単純ではないが、基本ラインはこのプロセルである。と、このプロセスの中でデザイナー・デレクター・クリエイターがどう関わらせていただくのかという部分の判断を誤ると、絶対にお客様とのコミュニケーションが途絶える。こちらは一生懸命にご提案を繰り返しても提案の的がずれていると具体的な進展はない。また、こんなタイプのデザインが欲しいと言っていただいているのに、違うタイプを並べても、そこに生産的なコミュニケーションは生まれない。

 また、タイプ的にどこにでもあるような商品であれば、このケースの場合、「どこにでもある商品の本質」を見抜けていないと、いくら適正価格であったとしても、フラストレーションが残留していく。つまり、ある始点から終点までを分解していくと、どの段階でも、しっかりとコミュニケーションできているということが最低条件で、それぞれのプロセスできめの細かい対応やそのルート上の新しいプロならではの提案がのっかっていかなければ、終点にはたどり着けない。これが、どんなボリュームのお仕事であっても、見失ってはいけない指標である。が、時に自分自身のポテンシャルにない、経験値にない事が発生した場合、さらに、0スタートでモノゴトをリサーチできるチカラも必要である。さらにさらに、世の中はいつも同じ状態ではないから、その動向を自分の中にしっかりと未熟でも一片でもいいので認識できていなければいけない。この努力を怠るともう、経験値だけで、教科書通りのコミュニケーションになり、建設的なビジネスが成立しない。国家試験的な免許を取得して一生安泰っていうビジネスならある意味画一的な安心感はあるが、それはそれでオモシロクナイ。だから、この仕事をしているというヒラキナオリ感もある。つまり、何がどう変化しようが、何をどの角度から押し入られようとも、それをすべて受けられる柔軟んな時に強引な時に粘り強い心と身体と技が必要なことも現実である。自由自在に思考を変化させなばら、時流や潮流をリサーチし、自分のポテンシャルへフィードバックさせる力。えらい大義になってしまうが、これを最後の最後で「エンジョイ」っしている人たちがクリエイターだと思います。

 で、WEBデレクションとは?に対してはWEBサイトに関連するありとあらゆることに長け、自分自身でもWEBサイトはどうあるべきかを日夜考え、そして、それを苦もなくエンジョイしている人となる。

 これは、なかなかなかなか、専門の大学や学校を出た人には理解できないだろう。が、専門の学校で基礎知識やスキルを得ていない人も理解できないだろう。PCとソフトが使えて、名刺にデザイナーと印刷しただけではデザイナーになれない理由がそこにある。まして、WEBデザイナー・WEBデレクターも同意である。