散歩中の3つの出会い。

 気持ちいい朝。愛犬チョップ君の散歩中に3つの出会いがありました。まず散歩で意識しているのは歩き方。山歩きからの富士山登山を計画しているので、いろいろなその手の本を読むと一様に「早く歩くことや身体を運動モードで歩くことはダメ。」と書かれている。できるだけ長時間歩くためにも、アスファルトの道ではないために小石や小枝に足首をひねらないようにとにかくゆったりと歩くこと。目線も下向きではなく少し前を向いていろいろ視界に入ってくる情報を楽しみながら歩くことでリラクッスできるとのこと。ので、いつもならセカセカと早足で歩く散歩コースも体感スピード的には2倍ぐらいの速度に落として、身体もリラックスさせて、ぼぉ~と歩いています。すると、確かに15分ぐらい歩いていると呼吸が安定してくる実感があります。ああ~なるほどこれかという発見。セカセカ競歩みたいなスタイルで歩いていた時はたぶん気持ちも固くなり五感から入ってくる情報も気持ちのゆとりもなくスルーしていたのでしょう。それが、チョップ君に合わせてちょっと長く立ち止まったりすることでいつもと同じ散歩コースなのに新しい素敵!?な出会いがいくつかありました。

 ひとつ目は、以前にも田んぼのあぜ道を歩いていた時に体長30cmぐらいのカメを水路の中の石の上に発見。しばらく見ているとこちらに気がついたのか濁った水路の中にドボン。こんな大きな亀がいるんだと思っていたのですが、そいつがふと見下ろした水路に泳いでいる(流されている!?)ように下へゆったり向かっていました。今日は水路の水がクリアだったので発見できたのですが、それでも、いつもの早足だったら発見できていなかったでしょう。しばらくその亀を見ていると(チョップは草を食べている。)水流に身を任せて流されながらもゆったりと水底にある石につかまろうとしている。右手をひっかけようと伸ばすが大きな身体だから水流に流される。また、水草のカタマリにつかまろうと踏ん張るが流される。ああ~結局こいつは泳いでいるんじゃなく流されているのか・・・と。すると、水路の壁にふらふらと流されていき、コンクリートの継ぎ目のようなところに右手の爪がひっかかったのか、その状態でばたばたし始めました。後ろ脚も水底につけて踏ん張り、どうやら、水面から上にのぼり甲羅干しでもしたいかのように左手を壁に伸ばしてそのコンクリートの壁を登ろうと、後ろ脚を水底につけて、両手をコンクリートの壁面にひっかけて登りはじめた。首をぐぃ~と伸ばして水面に顔の一部が出た瞬間、両手が水流の勢いでコンクリートから引きはがされてまたまた水流に流されていきました。おお~い、どこまでいくんやねん!

 で、いつも休憩している田んぼの真ん中にある倉庫の駐車場で朝の体操。チョップを水道の蛇口に括りつけて朝の体操を始めると、チョップ君が何やら発見。クンクンと鳴き出します。よく鼻の先を見ると直径3cmぐらいの黒いカタマリ。そのカアマリからは細い手のような足のような耳のようなモノが出ている。近くでみるとコウモリの子ども。たぶん、弱って巣から落ちてきたのらしい。生命感がなく動かない。チョップにクンクンとつつかれてあま噛みされるまま。たぶん動物の匂いがしたのでしょう。ちょっと口に入れようとした瞬間、そのコウモリが翼をのばして「キキィ~!」とひと声。そこで軽くチョップ君はパニック。直径3cmのカタマリが翼を伸ばして20cmぐらいになって鳴いたものだから一気に攻撃モードになり息が荒くなりいつもの低い無意味な攻撃態勢(どんだけビビってんねん!)。コウモリはそれが最後の元気だったのかもとの3cmのカタマリに戻りました。でも、チョップは攻撃態勢のまま一定の距離を保ちながら・・・、保ちながら・・・の、朝で腹が減ったのでしょう、ありえないぐらいのヨダレがボトボトボトボト!持参したクッキーを1個あげたらコウモリのことは忘れたようでクッキーをガツガツ食べていました。

 で、帰り道。今度は向こうからあきらかに本日散歩デビューという状態の体長25cmぐらいのヨチヨチ歩きの柴犬の子どもがお父さんと娘さんに連れらて歩いてきます。まさにヨチヨチ状態。チョップは散歩の足を止めその子どもの柴犬を凝視。またまた低い姿勢をとりはじめるものだから、「おいおい、なんでやねん!」とケツをひとけり。目の前をその柴犬が通り過ぎようとした瞬間、やっと、その子柴犬がチョップに気付き、猛烈な勢いでチョップに高音のかわいい鳴き声で挑みかかってきました。低い態勢でそれを受けるチョップ。子柴犬はおとうさんに引っ張られてスタスタと行ってしまったあとも、しばらくその態勢のチョップ。ずっと、その子を凝視状態。子ども相手に吠えなかったのは優秀だけど、もう、その低い態勢は解除してもええんちゃうの?とまたひとけり。ようやくそれで帰路についたという本日の朝の散歩紀行でした。

 言うまでもなく、家に帰ってきて美味しい缶詰の朝ご飯にかぶりつくチョップ。