デッサンの基本って何ですか?

 ワタシ自身の仕事はグラフィックデザインやWEBデザインが中心なので、一般的には「デッサン」とは無縁のように思われている。実際、「デッサン」を学生時代にケント紙に鉛筆で描くあれを想像している人は、DTPやWEBデザインに「デッサン」など関係ないと捉えている方が多い。また、グラフィックデザインをしている人やWEBデザインをしている人で私のアドバンテージは「デッサン力」ですって言う人も少ないだろうし、「デッサン」が上手くってもデザイン力があるには連動しにくい。それが一般的な捉え方です。逆に鉛筆で絵を描いた経験のない方でも、素晴らしいグラデやWEBデザインをされる方も多いはずですから、まぁ、一般に関係なしが正しいかもしれない。

 たまたま、私はイラストレーションを描くのでかもしれないが、仕事先でイラストや絵のお話になった時に「やっぱ、デッサンとかもしっかりやってきたんですよね?」と聞かれた場合、純粋に「そこそこ」となる。すると、私も絵を描きたいと思っていて、やはり、基本は鉛筆デッサンですから、どうしたら上手く描けるのですか?となる。これについては10分や20分程度では充分な説明が絶対に無理なので、「やっぱ、デッサンの本とか買ってきて、地道に・・・」となる。ガチで「デッサンの基本とは?」となると、ではいくつか練習課題を・・・となるが、到底、絵を描くという練習課題ではないため、たぶん、つまらなく思われてモチベは上がらないはず。たまに、「デッサン画はこう書くんですよ」的なサイトやブログを観るが、「ひやぁ~!」という鉛筆で描いた絵が公開されている。これは鉛筆で描いた絵であって、決して、デッサンではないのですが・・・残念!となる。でも、それぐら「鉛筆デッサン」ってなんぞやの世界なんだろうと思います。

 ので、基本って何ですか?という質問に対する答は、「3つの捉え方をしてください。」となる。ひとつ目は、モチーフをしっかり見る。二つ目はしっかり見たらそれを頭の中に焼き付けて自分のデッサンの完成形をしっかり克明にイメージする。そして、三つ目はそれを手で忠実に描く。このどれが欠けてもデッサンにはならない。つまり、観察する力と構想する力と描写する力(技術)のバランスがそれの「基本」となります。どれが欠けても鉛筆で描いた絵になりますから注意してください。

 逆にこの三つの力がバランスよく会得できれば、絵を描くことの魅力が格段自分に向かってきます。あとは、ポテンシャルとモチベーションとインスピレーションでしょうね。これは応用の部分ですが。

 余談として、デザインとデッサンの関係ですが、実は大いに関係があります。が、それも、このブログに書き出すともうとんでもない文字数になるので、また、いつかの機会に・・・。ただ、デザインでもデッサンは重要だと思います。