青木さんの言葉。

 例年恒例の全英オープンの青木節。愛のあるコメントとあの独特のイントネーションを聴いていると全英オープンを観ている感覚がよりリアルになる。世界のトッププレイヤーが1mのパットを外したり、100ヤード圏内でグリーンを外すシーンは、いかにこの場所、セントアンドルーズが聖地であり、厳しい自然度120%のコースなのかが感じられる。強い風にキャップを脱いでウエアをバタバタと旗のようにはためかせながらアドレスをしているプレイヤーを見ていると、雲の上の人達なのになんとなく可哀そうに思えてきますね。

 そんな中、石川遼君は18歳なのに18歳なのに独特のオーラを出している。気楽に他の海外の選手に声をかけ、そして、声をかけられている。日本人のプレイヤーが全英などの海外のメジャーに出ていると、まぁ、喜んでいるのか悔しいのか表情を押し殺して「寡黙な仏像」のような表情が常。このタイプと明らかに異なる、青木さん、丸山さん、石川君はすでにもう、おじいちゃん、お父さん、そして、息子の関係ぐらいの世代なのに、何かこの3名には共通する魅力を感じてしまいます。

 で、解説中に、青木さんが言ったひとことが、妙に頭に残っています。「ここに来てる連中は世界のトップレベルのプレイヤーばかりだから、もう、技術がどうのこうのって話じゃないんだよね。そりゃ言い出せばキリがないけど、やっぱ、最後はパターだからね。そんで、パターの出来を左右するのは、心。パターは心が出るんだよね。だから、怖い。心が強い人が勝っちゃうんだよねぇ~。」とのこと。そうかそうか、最後は心なんだ・・・と。