電子書籍元年。

 「本が好きな人はもちろん、出版業界、コンテンツビジネスに携わるすべての人に考えてもらいたい「これからの本をとりまく世界」。電子書籍元年。iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか?」「これは恐ろしい本である。なぜなら、伝統的な本の売り方を全否定して成り立っているからだ。私にはもう出版社はいらない。キンドル・POD・セルフパブリッシングでベストセラーを作る方法。」「ライフスタイル・ワークスタイルが変わる!iPadでできる100のこと。」「夢をかなえるツイッター。いいことが起こるつぶやきのコツ。」「デバイスがフリー文化を破壊する。Kindleショック。インタークラウド時代の夜明け。」「電子書籍の衝撃。本はいかに崩壊し、いかに復活するか?」「出版のいまを知るための一冊。電子書籍と出版。電子書籍の登録により、出版をめぐる状況はどう変わるのか?さまざまな分野でその変化の最前線に立つ人々に訊く。」と新聞広告の上でマシンガンのようなキーワードの弾丸が放たれている。これでフワァ~と舞い上がる気持ちを抑えるのが至難。抑えることなくそのままフワァ~浮いていられるならそれも気持ちいいだろうが、まぁ、これについては仕事との連動・連携が深く関係するので、フワァ~と一般ユーザーと一緒に夢遊するわけにもいかない。が、ツールである以上、頑なに夢遊を否定するわけにもいかない。実感のないところに実益はないからである。リアリティーを知識としてインプットするだけなら意義がない。使ってみてのリアリティーや価値の質量をインプリントできてこそツールの意義があるように感じています。

 で、何が元年で何が破壊されて何が最前線かは明瞭に知覚・リサーチできてはいませんが、もし、それが、印刷物の態や書籍・雑誌・新聞に置き換わるというなら、この活用術を自分なりに構想すればいいだけ。が、昔ならこんなニーズへの取り組みは大きな資本を持っていた大看板が圧倒的に有利で頭数が多い方が組織力でゴイッと市場を底曳網漁業できたかもしれないが、現在の宝(情報やコンテンツや物事の原石)の粒は小さくなっている。荒いマスメディアの網の目では救えないサイズになっている。だから、大型船ありきではない。水中にもぐりモリで目視してone by oneで捕まえる必要がある。ひとりでゲットできる量は限界があるが、時間をかければ確実な原石を海底で探せるはず。水面で船の舵だけ握ってごっそり収穫しましょう的な方法では粗大ゴミが拾えるぐらいでしょう。まぁ、大企業さんだから、海底のお掃除もCSRってことで意義は少しあるだろうし。結局、CSRに依存している企業さんだから、海に潜れない、潜る必要もないし、潜る危機感もないのだろう。こっちは必至で歯を食いしばって息を止めて海底を探しているんですから。間違ってもイルカを捕まえてゴシップ映画にされぬよう。

 電子書籍元年。リアルに海に潜るのか、リアルに山に登りクラウドの上をその目で見るのか・・・みたいな。