お店の薬、病院の薬。

 風邪をひくとその度合でただ栄養を摂り安静に寝ると、薬屋さんの風邪薬を飲むと、病院に行ってお医者さんに診ていただき処方された薬を飲む、もしくは、高熱なら注射か点滴。その上は入院ということになるのですが、その判断のモノサシって何だろう?「ちょっと身体がだるくて微熱があるなぁ~」程度なら早めに風呂に入って寝るですが、「おおっ!寒気がする!体温も40度を超えてる!頭がふらふらする!」なら病院に行くのですが、その中間ってあるわけで、もしくは、複合的に他の調子が悪い要素などが含まれてくる場合があるわけで、風邪は万病の元と言いますが、風邪の原因も多様なわけです。

 とある書籍で医師の著者が風邪だから薬をすぐ飲むのは身体自身の治癒力を落とす原因になると言っていたが、「身体がちょっと熱くてだるいなぁ~」レベルならそういう判断をするかもしれなが、視線も定まらないぶるぶると悪寒が止まらない椅子に座っていることもままならない・・・って時に、「身体自身の治癒力が~」などと考える方は少ないはず。つまり、度合によって、ただ休むという判断とお医者さんにお願いするという判断が常であり、その中間は任意(さじ加減)となる。

 逆に仕事でソフトウエアやPCを検討・購入する場合、自分自身で経験上やネット上の情報をかき集めて判断・決断する場合と、どうしても、最終判断がつかない場合は専門家の意見を仰ぎ、こちらの意向や希望をお伝えしてあとはエキパの方にお任せします!となる。前者なら価格は最安価なモノをチョイスできますが、後者ならエキパの方を信頼してお任せします。「まぁ、できるだけ安くお値打ちにお願いします。」程度のお願いをするだろう。だって、自分自身にはない経験値と情報力と知恵をお持ちなわけですから、そこに「費用対効果」のモノサシが登場するわけです。つまり、自分自身的にはここまでなら費用対効果は自分のモノサシで量れるが、ここから先は自信がないということを認識しているから、「お願いします!」となる。これが逆に妙なテンションのプライドが邪魔して専門家の方の意見を聞き入れず手前勝手なことばかり注文・希望・要望して、しっかりとコミュニケーションもとらずに、「もっと安価にならないですかなねぇ~!」とカラ暴言を出したこともしばしば。身の丈知らずであったと反省しきり。で、いいソフトやPCがそのプロセスで導入できたか?と言えば、NO。

 つまり、風邪に対する「薬」とは、広告や販売促進やインターネットの世界での「デザイン」に相当するわけで、お客様おひとりおひとりの費用対効果のモノサシで推量してもらって価値があると感じていただけてなんぼだという意識を強く持たねばと感じています。安い薬はドラッグストアに売っていますが、風邪をひいた時、ほんとうに困っている人が病院に行くわけですから。小さい会社ですが、自分自身はドラッグストアの店員なのか、病院の先生なのかをしっかりと明確に心に持っておきたいと思っております。だから、プロとしての経験値と情報力と知恵が全てのお仕事の生命線なのですね。