文豪はみんな、うつ!?

 という書籍があるらしい。漱石、有島、芥川、島清、賢治、中也、藤村、太宰、谷崎、川端・・・みな、苦悩そのものを作品にしたが、うち7人が重症の精神疾患、4人が自殺。原因は何か?精神科医によるスキャンダラスな作家論という書籍がある。ただ、現代医学で当時の作家をどう鑑定・診断するのか?もう、全て故人である。作品から推察・洞察・分析するならただの評論だろうし、このディテールを精神的にどう分解するのだろう?まぁ、このテイの書籍を買うことはないが、もし、作品がただのトラップでありフェイクならどうする?皆さんは心身ともに堅強・健康で作家としての作品を着想する段階で表現した文脈がたまたま現代精神医学では「うつ」だとしたら、病んでいるのはこの著者だという仮説もたてられる。現代が病んでいるか病んでいなかは別に興味はないが、その時代その時代に健全と病みの振幅はあるはず。つまり、この作家が代表作を生んだ時代背景と現代の精神社会とのひずみがこの書籍の中に吐き出されているだけのような気がします。なんでもかんでも「うつ」で片付けるイージーな感じもちょっとメンドクサイ。