お前が絵を語るか・・・。

 昨晩のテレビ番組のお話。芸能人テッペン決定戦みたいなテイの番組で、はんにゃの金田さんと、自ジャストミート福澤さんと猫ひろしさんはあきらかに輝いていた。スポーツが描く真実の部分がテレビの中で展開されていてとても心が熱くなった。それにピアノの対戦を批評する専門家の皆様の音楽に対する愛ある言葉の質量にはちょっと感動した。と思いきや、最後の対戦は「絵」を持ってきた番組P。おいおい、芸能人で絵が上手い人は何人か知っているがこれをラストで大丈夫?川島さん、エスパーさん、てっけんさん、あっちゃんの絵はまぁまぁこんなもんだろう。圧巻はしずちゃん。これは間違いなくガチ。そこまでは微妙なバランスをキープできていたが、まったく、ちんぷんかんぷんは絵を採点する二人のおっさん。お前は何者?なぜ、お前らが他人の絵を批評し採点するのか?ここだけ遺憾が渦を巻く。画材に構図に構成にテーマについての指摘がもうナンセンス。雄弁の蔓が自分の首を絞めていることに気がつかない二人。技法がどうの、配色がどうの、タッチがどうのと片腹が痛い。

 で、絵を採点するのに3名の審査員が10点づつで30点満点!?なんじゃそりゃ!極めは構図の中に飛んでいる「カラス2匹が必要ない。」と言い切る始末。絵を描いた人が描いたモノに対する必要か必要でないかを第3者がなぜどうのこうのと言えるのか?悲しい教養と無意味なボキャブラリーとねじ曲がったプライド。思わず、ひさびさにテレビに突っ込んでしまった。「なんでやねん!」絵は語るものではないですよ、伝えるものです。絵は考えるものではないですよ、感じるものです。絵は批評するものではないですよ、絵が見る人を批評するのです。機会があればこのことをぜひ二人に伝えたい。