「ザ・ウォーカー」という映画。

 マトリックスを制作した二人が何故この映画を作ったのだろう?で、D・ワシントンなんだ?さらに、ゲーリーオールドマンもこのポジションである。昨日、原作を読み終えて、あとがきで、D・ワシントンが映画と宗教の関係について書いていた。なるほどなるほどそういう狙いがあったのかと。よく、このテイの映画で「最後の戦争が~」「地球最後の日」という表現がされているが、それを監督のイメージで映像化された世界を見ると、必ず、どこか映像が渇いている。古くならマッドマックスなども砂漠がそのシーンととても合う。これは時代が変わっても「地球が滅ぶ」というテイは=乾くというイメージにマッチするからなのだろうか。廃墟をテーマにした写真集が書店にあったのでチラミするとなんか時間が止まっている感じが美しく思え、よくもまぁ、この写真家はこの構図を切りぬいたいなぁ~と思ってしった。もう、人気がなくなったテーマパークや銅山やホテルなどは写真だからもしれないが、時間が止まっている。決して美しいとは言えないその空間。やはり、乾いている。廃墟が美しく思えるのは人が離れた瞬間からその場所は乾き始めるというリアリティーに心が動いているからだろうか・・・。

 で、乾きとはつまり終焉であり、乾きと生命力は対義となるということ。このザ・ウォーカーでも原作を読んだだけで、告知版のCM映像しか知らないが、紫外線の熱に都市が荒廃しそこに残された一部の生命は何かを求めて蠢いているという設定。そこに、ウォーカーと荒廃した街の支配者が・・・という映画なのですが、物語のフレーム以上に二人の演じる登場人物がその映像の中で、どこまで「渇き=荒廃」と「生命力=希望」を演じているのかDVDが楽しみである。そういえば「ドミノ」も適度に乾いていた。

 余談で、録画して「龍馬伝」を観ているのですが、改めてNHKはCMがないのがとてもいい。見慣れないあの広角レンズの絵もなかなかいい感じ。彩度を落とし気味の色もいい感じですね。ただ、オープニングのCGは今回はちょっと残念ですが。

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