本は読まずとも本である。

 まず、e-bookというジャンルがある。これは電子書籍元年ということで、いわゆるデジタルデバイスで閲覧できる仮想の書籍である。「電子ブック」「電子カタログ」「電子パンフレット」などで検索すると、かなりのこれに伴う情報がヒットしている。つまり、本や印刷物が全てデジタルコンテンツに置き換わるかもしれないというムーブメントのパーツを分解していくとその実態の一部がこの存在なのである。これは、とてもとても興味がある。iPadはまだ入手していないが、それは、まだ明確な利用方法が自分の中で限定できていないからであり、限定できていない存在にたとえ¥48,800でも出費はしたくないと考えている。いやいや、そうではないですよ、こういう時代だから買ってから入手してからそれは考えればいいじゃんという人は買っているだろうが、そんな乱暴なことはできればしたくない。¥48,800あれば、どれだけ欲しい書籍が買えることか、どれだけ仕事に使えるソフトウエアが買えることか、どれだけ楽しいドキドキを入手することができることだろうかと考えるからである。それよりも、それが利用価値があると感じたらそれは手元に置くだろう。まぁ、そんなに急がなくとも次から次からこれらは市場にあふれているわけだから、今はしっかり傘をさしてそれらの雨音に耳をすましたいと考えております。

 で、電子ブックのそれにともなう規格の争奪戦がいたるところで起こっている。いわゆる利権の争奪戦である。従来の書籍や雑誌を制作していた場所では膨大なデータとノウハウとチャンネルがあるわけで、結果、どうあがいてもそこが考え方をシフトして手を組めば市場から見たその分野は結局同じの構図に見えるようにも思えるし、いやいや、どれだけアーカイブしてるコンテンツがあろうが、それらは過去の遺物。これからのデジタルコンテンツ時代は殿様も武士も農民も同じステージでつばぜり合いができますって切り口で啓蒙されても、やはり、地の利や財の利は間違いなく存在する。これを切り崩すには蟻のように小さい穴をたくさん開ける必要がありそうです。手持ちのツールが家臣なのか刀なのか鍬や鋤なのか・・・という問題である。ただ、デジタル世界はボーダーレス。ひとりひとりは微力でも七人の侍ならなんとかしてくれるだろう。

 ただ、デジタルブックにはとてつもない期待をしているしいずれそれを手持ちのネタで一冊作りたいと考えていますが、本はそのサイズの用紙が一定枚数、多くの人の知を集めて企画され編集されて、そして、丁寧な技で印刷され製本された成果物である。その存在感を光の中の疑似コンテンツに置き換えるのに人間がどれだけ慣れるのだろうか?という疑問と、古今東西、これほど飽き性の人類に永年親しまれてきた本という存在を、人は簡単に手放すのだろうか???と思っております。

 だって、本はその中身を読まずとも本であるから。

comments

こにゃにゃちわ。

まだまだ暑いですねぇ。。。
お元気ですか?

iPad、宮崎監督がこけおろしてましたね〜。
いろんな見解があると思います。
わたしも、正直言えばほしいですが、かずさんと同じ様にまだ明確な利用方法が自分の中で限定できてません。

こういう時代だから買ってから入手してからそれは考えればいいじゃんという人は買っているだろうが、そんな乱暴なことはできればしたくない。
これに共感します。

でも、もっと正直言えば、誰にでも簡単に情報を入手できる遊び道具を買う金銭的な余裕がありません。。。
金持ってりゃ、一瞬で飽きたとしても買ってるやろなぁ。ほんとただの消費者です。
いろんな意味で、開発者にならないと。。。

情報は、自分だけがもっているものに価値がありますもんね。。。って考えて、金のない生活の言い訳にしてまするぅ。。

  • ronin
  • 2010年08月27日 09:51

暑いっすねぇ~!
コメントありがとう!!!

宮崎監督、どの程度のこけおろしでした?
とても興味ありますね。

はい、私も結果、これは「無駄づかい」に
なりそうで、気持ち的にもふところ的にもYESになりませんね。
ってことは、余裕のある方の「思い込みオモチャ」!?
アップルはその点、刷り込みが得意ですものね。

お金は大切です。バリューに対してはYESですが、
ノイズに対してはNOでいいかなと・・・。

  • khuz
  • 2010年08月27日 09:56

どーもです。

宮崎監督の記事です。http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/07/ipad.php?utm_medium=bt.io-twitter&utm_source=direct-bt.io&utm_content=backtype-tweetcount

無駄づかい出来るほど、余裕がほしいっす。
ま、色々活用出来るようするのは、
その人の使い方ですよね。
その人にとって無駄づかいじゃない
使い方ができればそれでいいんでしょうが。。。
どうとらえるかはその人の見解次第なので、
iPadをどうのこうのいうのは、自分じゃないって感じですね(苦笑)

でも一度もってる人に触らせてもらいましたが、
なかなかでしたよん。
手に入れば嬉しい。
なので余裕があればほしい。
でも余裕がないので、無理。。。

そなもんですかね。。。

暑いですが、夏の終わりを感じるようになりましたねぇ。。。ちょっぴり寂しいっす

  • ronin
  • 2010年08月27日 12:10

どーもです!

宮崎監督の記事です。
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/07/ipad.php?utm_medium=bt.io-twitter&utm_source=direct-bt.io&utm_content=backtype-tweetcount

まだまだ暑いですが、夏の終わりを感じようになりましたね。。。ちょっくら寂しいです

  • ronin
  • 2010年08月27日 12:13

なかなか一刀両断な意見ですね。

i-なんとか云々ではなく、ただの消費者では
つまらないというニュアンスであり、
たぶん、純粋な消費者の方にしてみれば、
なんのこと???でしょうね。

また、生産者ってことの言葉の意味は
非常に深い意味あいがあります。
消費者と生産者の関係で言えば、
何かを発信しているか受信しているかで
分類されるような。

ならば、多様になったニーズを分解した時、
消費者であり生産者である人の
双方の比率こそがポテンシャル。
生産者は時に破壊を好みますし、
消費者は時に浪費という生産を生みます。

そこらへんも理解した上で、ジョブスは
これを市場に投げたのですから、
もしかすると、これはリトマス試験紙なのかもしれないですね。

  • khuz
  • 2010年08月27日 13:21

どーもですぅ。

なぜ二回コメントが入り、しかも二回目は簡略版だったのかというと、
一度目が反映されていたのかどうかが不明だったからです。。。
すんません。。。

この週末は江ノ島→東京に出張です〜。

  • ronin
  • 2010年08月27日 17:24

なるほど、ちょっとぎこちないところありますものね。

江ノ島?経由で東京ですか?
東京暑そうですよ。
頑張ってください。

余談ですが、つい3時間ほど前、
ご近所から火が出ました。
歩いて10分ぐらいの家とマンションが
たぶん、6棟ぐらい全焼です。

暑い日が続きます。火事は怖いですよ。
お互い気をつけましょう!

  • khuz
  • 2010年08月27日 17:57

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