Sweaty work.

 つまり、汗をかく仕事という意であるが、この場合、たぶん、Brain workと対比されるのだろう。というのもある広告で「たばこのポイ捨ては誰かの汗をかく仕事になりますよ!」的な警告文の中に使用されていた。たばこを吸う人の心ない行動が誰かの汗になっています。だから、たばこの吸いガラは指定の場所か携帯灰皿へというメッセージ。

 心ない行動が見ず知らずの人の手を煩わせているということだろう。たばこを吸うモノとしてズキリとくる広告文だった。私自身のことで言うと20代の頃は何の気もなしに普通に路上に吸いガラを捨てていた。今考えるとぞっとしますが、その時のモラルのなさ加減については良いこと悪いことの判断どころか何も気にしていない無神経のなせる技でしかなかった。それが、奉仕活動に参加して路上のゴミ拾いをしてから、道の上に捨てられている空き缶や紙くずやたばこの吸いガラがよく見えるようになった。その奉仕活動も誰かに誘われて進んで取り組んだわけでもなかったし、別に道の上のゴミを拾うことに優越感があったわけでもなかった。が、次の日から道の上のゴミがどうしても気になる人間になってしまった。たばこの吸いガラについては、吸う場所を気にするようになり、それから一回も吸いガラを道の上や公共の場所に捨てていない。それはあたりまえでしょ!というレベルのことなのですが、奉仕活動に参加していなければ、無神経にも同じ行動を今でもとっているかもしれない。これは恐ろしい。

 無神経な人間の無神経な行為が誰かの汗になっているのである。社会は循環している。ボトムラインが上がればもっともっと社会はいい活性のループを繰り返し淀みが消えるのかもしれない。

 「汗をかく仕事」か・・・。パソコンの前でキーボードを叩きマウスを動かす仕事は汗をかく仕事ではないが、考え方観方を置きかえればこのオンラインの中でも同様のループを起こせるはず。仮想だとかデジタルだとか言ってしまうから、「汗(sweaty work)」の連想になりにくいが、必ずbrainとsweatyの構図は同じはず。オンラインの中でもたまにはゴミ拾い的な奉仕活動をしてみなければいけないと思います。